旅行におけるカルチャーショック

最近ではアメリカの飛行場での検査きつくなってますね。靴を脱がされて、ぺたぺた床を歩く経験は誰でも持つでしょうが、わたくしは一度、テキサスのどこだったか、コスタリカからの帰途に、変な部屋に連れ込まれたことがあります。5分程度でしたが、わたくしのパスポートにインドの入国ビザスタンプがあったからだと、係官は言ってました。理由を聞いたら、知らんと怒鳴られましたけれど。このコスタリカ旅行では、電気カミソリを盗まれたのが、記憶に残っています。
わたくしは、若い頃は(といっても40代半ばくらいまでですが)、もっぱら米国とヨーロッパだけしか旅行しませんでした。年間平均5回くらいいったりきたりしてたわけです。それでも、訪問する場所の合間に、土曜と日曜とかに急いで東ベルリンの壊された壁を見るとか、チェコのプラハの激しい変化などもかいま見る機会はありました。しかし、そうはいってもヨーロッパはどこへ行っても基本的によく似てます。

ある時期からは、へんぴなところや、珍しいところも、招待状がくれば嫌がらずに行くようになりました。イスラエル、南アフリカ、ニュージーランド、インド、トルコ等ですが、ほかにも中国、台湾、シンガポールなどの比較的近い国でもある程度年がいってから、始めて学会で行くようになりました。いちばん近い韓国に行ったことがありません。飛行場の通過は何度かありますが。

この中では、イスラエル、インド、ニュージーランドの旅行はいろんな意味でわたくしの後半生の考えかた、生き方に大きな影響をあたえた旅行でした。行く前はそれほどは期待が大きくなかったので、特に印象が強かったでした。
特にインドは好きです。なんとも言えない、気分になることが何度もあります。忘れていた感覚がすべてよみがえるような。日本人が忘れている、すべてがある、帰国後しばらく興奮して誰にでも言ったものでした。
ニュージーランドもまた行きたいのですが、今後は完全な休暇としていくことになるのでしょうね。イスラエルは、矛盾の塊のような国でもあるのですが、インドと並んで眠っていたたくさんの遺伝子が活性化するような、いい意味でのストレスに満ちた国です。招待があれば、家族や研究室の院生諸君(わたくしが死ぬと院生諸君がいちばん困る)が反対してもすぐ行く気はあります。実際のところ、危険は感じません。むしろインドの交通機関や飲み物が怖いです。
妻と一緒に行ったトルコはその親日度と人々の気持ちの良さが忘れられません。最初はイスラエルでの学会のはずだったのですが、情勢が悪化してトルコに変化したのでした。
いまどこに行きたいかと聞かれれば、行ったことないところなら、どこでもと答えたくなります。若い頃にはなかった、買い物の趣味もあるので、研究を忘れて旅行できたらほんとすばらしいでしょう。
さて、そろそろ学会の準備もしなくてはなりません。きょうもまとまりのない話でした。

きょう向こうの学会のほうで予約してくれたホテルの名前を見たら、ディズニーランドホテルアナハイムとなってました。目の前がディズニーランドのようです。食わず嫌いで、マクドナルドハンバーガーとかディズニーランドは誘われても行く気がなかったのですが、今回はどうなのでしょう。やはり意固地にならずに、休憩時間を取って、入ってみて、それなりに、楽しんでくるべきなのでしょうか。

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