移民の国

結局、1日早く、帰国することに決めてしまいました。
帰ってやりたいことがいろいろあるし、今回の旅行の目的はもう十分に達したとおもわれるので。いま、ホテルからロス空港までのバスの中でこのブログを書いてます、自宅に帰ってからブログに投稿する予定。
アメリカ全般的に言えるかどうかは分からないが、このアナハイムあたりは景気、かなり良さそうです。どこにいってもおどろく程たくさん人がいて、楽しんでいます。それに、すごい勢いで働いている人を見かけることが目新しいことでした。バーで、大きな冷蔵庫の中に大量のビール瓶を入れる作業をやっている若者の真剣さとその素早さに感心してしまいました。それと、なにか頼んでも信頼できるというか、だいたいやってもらえるのも、驚きでした。一時、アメリカではなにか頼むと、ちゃんとやってくれる可能性は30%くらいの頃がありました。
昨夜タクシーでホテルに向かう途中、快活な運転手が俺はどこから来たように見えるか、と聞かれたので、アフリカ、アラブ、南アメリカと当てずっぽにいったら、アフリカの東という返事で、ケニア、スーダンといって、とうとうエチオピアだと分かりました。きちんとした知性豊かな男性で、労働力の質の向上があきらかにこのあたりでは起きているようにおもえました。このエチオピアから来た男性もちらっと自分はクリスチャンだといいましたが、アメリカは移民の国とはいえ、やはりクリスチャンならば、適合しやすいのでしょう。
わたくしが、アメリカの土地を始めて踏んだの1970年の事でした。ヒッピー文化や反戦フォークソングなんかが盛んでしたが、もうその時から35年立ちました。だいたい毎年一回くらいのペースでこの国にやって来ましたが、いまのアメリカは案外いちばんいい時期なのかもしれません。イラクでの戦争は完全に収束はしてませんが、しかしあの難題をなんとか解決の軌道に乗せたのは米国と英国の努力だったことは誰もが認めざるを得ないでしょう。9月11日事件も精神的に克服して、全般的に穏やかな顔つきをしてる人達が増えてるように思いました。元気のいい国民性と世界中から人が集まってくる世界一の国というプライドは愛国心とあいまって、いまの米国人の気持ちを充足させてるのでしょう。
世界中から有能な人達を喜んで受け入れる。いまの日本というか、21世紀の日本の課題はそのようなものだと思うのですが、いかがでしょう。アメリカの成功は移民者の成功と置き換えることもできるのでしょう。日本がこれだけの多くの移民者がこれだけの大成功をおさめたと世界中に宣伝できるような時代がわたくしたちより何世代か後に起きて欲しいです。
有能な移民者をいかにして増やすか?冗談として受け取って欲しいのですが、日本女性を使う以外にありません。日本の女性は本人達は多く気がついてないと思うのですが、世界中で通用します。世界中の男性に好かれる可能性があります。それに引き替え、日本の男性は一部を除いて通用しません。ただ、この日本女性の世界の一等市民的良さはだんだんなくなりつつあるのかもしれません。でも、日本女性健在とおもうことはよくあります。わたくしの知るオーストラリア出身の研究者は日本で大学院、博士号を取り、日本の女性と結婚していまは米国にいますが、なんとか日本で職を見つけたいと願ってます。彼は心の底から日本を愛してる事は確かです。彼は奥さんの姓に変えました。彼の日本語はランクがきわめて上で、このような人たちがどんどん増えて欲しいものです。
わたくしは、日本の男性も日本のみならず世界の女性に好かれる事をもっと追求したらいいと思うのです。わたくしも、伊達に年を取ってませんので、どうしたらいいかは何となく分かってきました。もちろん移民の国になるには、たくさんの夫婦、家族に来てもらう必要があるでしょうが、やはり人種や国籍で差別もしないし、偏見をもたないということが第一歩でしょうし。

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