人口減少についての続き On Japanese population 2

昨日は研究の打ち合わせや、新スタッフとの話し合い、会議などがありました。色々考えることの巾が広すぎて、すこし疲れました。
昨日の意見、ぜひ子供が欲しいのに色々な条件で作れない、わたくしがいってるのは的はずれ、という方々のコメントが圧倒的に多いこと、よく分かりました。
たしかに子供を作っても安心という社会環境があった上でなおかつ少子化だった場合に、わたくしのような意見があり得るのかもしれません。この問題と格闘してきた、フランスやスエーデンとは異なりまず日本の現状は、ご意見にあるように、
「単純に、育児に対する社会的なサポートが不足しているんです。」につきてるのかもしれません。
「生活費の一切を一人の20代の人間の給料で賄うことは非常に厳しいものがあります。それでは子供を預けて共働きをしようと思って保育園に問い合わせますが、ほとんど空きはありません。何ヶ月も待つことになるのが普通でしょう。仕事を持っている女性の場合でも、例えば1年程度の育児休業後に復職できる可能性が有るのか無いのか、明確な保障がありません。」
という意見に代表される、経済的な困難さそれに保育の制度があまりに貧しい、という面があります。
「子供が出来た場合の明確な生活設計を描くのが大変に困難なのです。」と「育児をサポートしない国が魅力ある国に発展していくとは思えません。年金問題は無関係ではないにしろ、いっしょくたにすると論点が曖昧になります。」という二つの意見が結論的批判ということになるかとおもいます。
わたくしは、まず子供を育てたい、作りたいという気持ちのある人達の願いを実現するのが、一義的に大切と思いますので、わたくしの意見を声高くいう気持ちはありません。ここで終わりにしてもいいのです。ただ、政府、行政の意図がこのような願いに応えるために、少子化対策をするのかどうか、そのあたりは見極める必要があるでしょう。
少数意見ながら、
「少子化の原因が育児環境の問題であるのも事実とは思いますが、それよりも「育児が面倒」「自分の自由時間がなくなる」といった考え方を通すことが許されるようになったことのほうが原因だと思うのですが・・・。」というかたもおられました。結婚年齢の高齢化はどうみなさん説明するのでしょうか。やはり経済的なのが原因ですか、それともーーーー。
「結婚したら、育児だけでなく、家事にも時間をとられますし。理解があり、協力してくれるパートナーに出会えない限り、結婚は無理かも?と本気で思っています。が、そうまでして結婚したいと思わないんですよね。」とでると、納得はします。そうに違いない、と。これと少子化傾向とはやはり結びつきますね。
「>産めよ増やせよへの反発
少なくとも自分には全くそんな反発はありませんし、同年代の友人にもこんなこと言う人聞いたこと一度もありませんが。実際こんな人いるんでしょうか。」ということで、わたくしの若い人の反発という解釈はまったくあたらないことがみなさんによって証明されたようですね。
わたくしには、子供が三人いますが、昔は中国大好き人間が大学でも多かったし、子供は最大一人以上持つべきでないと広言してる方も多く、わたくしもなんべんか酒席で、おまえ子供三人はけしからん、反社会的だ、といわれたことがあります。その当時、そうかもしれないと言う気がすこしあったことは事実です。
とはいえ、わたくしは今の人口の半分になれば日本は住みやすい国になるという意見を変える気はありません。

「以前話題になっていましたが、少子化が仕方ないというならそれこそ先生のような大物研究者であっても定年がきたらスパっと引退して後進にに道を譲るべきでは?もし若手が育っていないというなら話は別ですが。」
「誰もが簡単に親にならないのは赤ん坊より愛しいのは自分だからなのではないでしょうか。」
という二つの意見どうでしょうか。
わたくし、最近「おまえやめろ」「おまえひっこめ」、という無言、有言の批判感じます。でもわたくし、K大教授しっかり辞めてます。後進に譲るという点でも譲ってるはずですよ。しかし、研究活動を辞める気は毛頭ありませんし、そんなことに若いも年寄りも関係ないでしょう。
人間やめろといわれれば別ですが、ここから先は自分の才覚と協力してくれるみなさんの努力で研究活動を続けますよ。沖縄、京都でも新しい雇用をうみだすのに貢献したいです。

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