動物四題 Four tales on animal

昨日、日曜日のことです。川向こうの奥さんがおっしゃるには、我々が不在のウイークデイには庭で親子連れの猿が二組よくきてますよとのことでした。カラスは知っていたが、猿までとは。楽しそうにケージの上に乗ったりして遊んでますよとのこと。でも目立った被害は何もないのです。唯一畑の真ん中にある一本のグリーンピースのマメが我々3分の1,彼等3分の2くらいで食べられている位で、他はタマネギが2,3個程度無くなっていたくらいでこれならまったくたいしたことありません。お公家さんのような猿たちだなとその時は思いました。
ところがその話しを聞いたわずか1時間後、妻が大声で何かいってるので、外へ出ると、今そこの目の前に猿がいたとのこと。当初はわたくしがうずくまっていたと思ったが、ぼりぼり音がするのでヘンだなとおもってしげしげ見ると大きな猿だったとのこと。いちおう逃げたが、フェンスのところでしばらくこちらを見ていたとのこと。何だ、猿とわたくしを間違えるのか、とひと言つっこみを入れたかったのですが、やめました。わたくしが出たときにはもういませんでしたが。毎年6月は山で食べるものが無いのか、猿をよく見かけるのでこの程度ならたいしたことは無いと余裕です。
ここにはもう5年くらい前にわたくしが一夏かけて掘った池があります。菱形でいっぺんが2.5メートルくらいで、深さが1メートルくらい。ほったらかしなので、一部ビオトープ化してます。魚がメダカも含めて相当数いますが、鳥の襲撃にたえてることもあり、大変用心深い。きのう一週間にいっぺんちょっとエサを入れるので、傍に立ったら、深めのところに大きなカエルが腹を見せて素早く泳いでました。今までいたカエルとは数倍も大きいのでいったいどうしたのだとしげしげと見てました。
そうしたら、ちょこんと顔を出したのは、なんとカメでした。中くらいの大きさのカメで、見たのは今回が初めてです。どこから来たのでしょうか。比良山では山道を歩いているとよくカメに出会うので、驚くことは無いでしょう。ただ、この池を終の棲家とするのか、それとも大きな遠征旅行の通過点なのか、興味ありますが、まあ後者でしょう。それとも誰かが、ここに連れてきたのか。これも可能性があります。
それから、夏になると困るのがぶとによる虫さされです。比良山のぶとは悪名が高いらしい。刺されると大きくふくらむし、なにより痛がゆい。夏の夕方、土いじりをすると、よく刺されます。スプレーをしてもやはり刺されます。ムヒを何度か塗ると悪化はしませんが、人によってはひどい状態に場合があります。なにかこれらを退治する名案はありませんか。敷地の中でもだいたい出るところは分かっているのですが、何がぶとの生息地を定めてるのか、知ってる人ご教示ください。
もう一つ、わたくし、この敷地を買うとき、道路をへだてて隣接した100坪程度の林も買いました。土地を持っていたHさんがみんな伐採するとかいうのでそれはやめて欲しい、わたくし買いますと言ったものでした。面白いことにこの中にある沢山のクヌギの樹の中で2本が樹液を出すので、毎夏沢山の人達が訪問してきます。確かに、クワガタ、カブトムシが取れます。夜になって懐中電灯でみると、かならずいますので、どこかから飛んで来るのでしょうね。今のわたくしの出来る唯一のこの土地での社会貢献です。夏休みになると、毎日すくなくとも数組、親子がやって来て虫を探してますから、地元では有名な樹なのです。

タイトルとURLをコピーしました