夜7時頃に自宅傍のバス停を降りたら、涼しい夜風に吹かれておもわず深呼吸をしました。比叡山坂本の自宅は夏の夜はほんとに涼しい風が吹きます。京都の町から帰って、夏のあいだは温度にして数度はすくなくとも違うし、こんなひんやりした山からの風が吹くことは夏のあいだ、百万遍界隈では一日もありません。
きょうの東京の暑さはやはりひどかったです。アスファルトとむき出しのコンクリートの暑さというのでしょうね、土だけなら、あんなに暑くなるはずがありません。帰りの切符を買うときの東京人の辛抱強さにも感心しました。わたくしはいつの間にやら、JR係員の気のきかなさで何人もが無為に待ってるようなときには、黙っていられない関西のおっさんになったようです。
今回の選挙、わたくしは政治家二代目三代目ばかりの政治にすっかり嫌気がさしていたので、面白いと思ったのですが。
しかし、どうも今回は有名人選挙ということでマスコミには評判が悪いみたいですね。ヘンですね。自力で有名になったのがいけないはずもなく、有名だから政治家志望して悪いこともないでしょう。100人の日本人がいたら、100人が政治に興味をもっている、これが当たり前のすがたでしょう。裁判での判定をするのが特殊地帯に生息している裁判官でなく(裁判官を友人にもつ日本人はほとんどいませんね)誰でもが出来るというのが陪審制でそれが認められるのなら、国会議員もどうようにどんな日本人でも国会議員になれるというのが本来の「常識」でしょう。
そういう意味で、ホリエモンさんがどうなるかは興味深いですが、わたくしは鈴木宗男氏とか中村喜四郎氏(字が違ってたらすみません)たちが復権できるかどうかにもかなり興味があります。
役人を辞めた人がなるのは悪くはありませんが、かといって、あんまりいいとも思いません。
要するに、普通の人が政治家になれればいいのだと思います。そうなると、普通だけで有名とかいう人達が政治家になるのは悪くない流れです。二代目や三代目よりも。そういう政治家稼業が継承されるのを、嫌悪する「常識」があって欲しいです。
芸能人とかプロスポーツ関係者はあまり普通の人でない可能性が高いのは、ご本人達がたぶん一番分かってるはずですよね。
気になることは、日本では、多くの業界の「常識」がへんなのですね。その常識を暴く人達が減っているのですね。王様は裸だとか、王様の耳はロバの耳とか、叫ぶ人たちが減ってるのでしょうね。
わたくしの生きている業界の「常識」もヘンなものが多いです。ですから、わたくしもその「常識」に挑戦したいと願ってます。
「追記」気になることでは、阪大での捏造事件についての大学の対応がどうなるのかは、わたくしにとって、筆頭格の気になることです。今はまったく音無の構えですが。