この博多での学会年会会場を兼ねるホテルはドームの隣にあります。かつて勢威を誇ったダイエーの名前は姿を消して、ヤフードームとJALリゾートシーホークとなり、時代の変化を感じざるをえません。
ホテル経営は厳しい時期にあるのでしょうか、滞在中に5万円を超えたら中途精算をするようにといわれました、ホテル代込みの5万円ですから、一流ホテルの格のあるところとしては、ずいぶんみみっちい。たぶん、もうそういう格ではないのでしょうね。滞在してどろんと消えるようなお客もいるのでしょうね。たぶん。それに部屋にはインターネットのランケーブルもワイアレスもないので、しかたなくエッジを使っています。
町に出た帰りに乗ったタクシーの運転手さんの言では、このドームはタクシー業界にとっては最大のドル箱で、沢山の人が乗ってくれるそうです。たしかに地下鉄から歩くのはしんどい距離です。多くの人は博多駅からタクシーでしょう。
野球開催時は当然として、最近ではスマップとかサザンの公演時は笑いが止まらないくらい往復したとかのことでした。たしかにスマップやサザンを見に来る人達なら、携帯でメールをするでしょうから、部屋のネットサービスなど文句を言う人はいないでしょう。つまりリゾートなのだから、仕事は忘れなさい、ということなのでしょう。
ただ、昨日の評議員会で隣に座った、Iさんの部屋にはランケーブルのソケットがあったそうです。わたくしも部屋内で探したのですが、見つかりませんでした。そもそもチェックイン時に聞いたら、ありませんと、断定的にいわれたものでした。
この学会は会員数も1万5千人を超えて、大きすぎてなかなか開催できる場所がありません。博多の魅力はこのドームでやるポスターセッションで、スタジアム一杯にポスターが並ぶのは壮観です。参加者は、自分は左翼とかピッチャー付近とかそういう形でポスターの展示場所を憶えますので、記念としてなかなかよいものです。6年前にやったときに聞いたのでは、暖房代がすごくかかるので、短時間暖房して後は余熱ですませたとかでした。