文旦の味,そしてS会館の怪

夜に,ことし出来た文旦をひとつ食べました。ことしは落下がたくさんありましたが,最後まできたのが十数個ありました。皆、とても大きいです。食べたのは重さを量ったら750グラムありました。一人では食べきれません。皮を赤道線に沿って果物ナイフで切って,皮を帽子のようにはがして,中を取り出して,食べました。あたりまえとはいえ、文旦の味でした。おいしい。妻は去年よりずっとおいしいとのこと。去年はたしかたった2個でした。
グーグルで調べると,文旦,ブンタン、ボンタン、ザボン、皆おなじものだとのことでした。
国内では高知県での生産が圧倒的に多くて,全国シェアの80%近くを占めてるとのことです。ただ,わたくしの頭には,ボンタン飴という淡い味のキャラメルが確か長崎産だったような気もしていて,長崎のものとかとおもってましたが、沖縄ラボのTさんにブンタンは高知のものだと教えられ,たしかに特産と言ってもいいものだと知りました。

今回,沖縄グループが宿泊したS会館は大学に至近距離で,迎賓用にあるSのすぐ隣にある宿泊所なので距離的にたいへん便利なのですが、どうもここはかなり不思議なところらしいです。
前回,沖縄から用務できていた、Hさんが泊まった時には朝使おうとおもった洗面所のコップにべったり口紅がついていたとのことで,秘書のMさんがそういうことはもうないようにと、おねがいしたのですが、なんと今回は、お湯がぜんぜん出なかったというのです。
それも不思議なことに,Nさん、Kさんの部屋だけだったとのことでした。係の人に連絡したら,現場にこずに、とりあえず10分ほど流してください,そのうちお湯になるはずです、とのこと。そのとおり、やったが、水はただただ冷たいばかり。結局部屋を変えてもらうことで解決とのことです。随分,ひどい話だな,とか話していたら,なんときょうになって、チェコから来ていた,Pさんの部屋もお湯が出なかったというではないですか。どうもかれは、遠慮するとも思えないのですが,二晩にわたって,冷水で我慢してしまったようです。
うーん、これはちょっとひどいじゃないか、あきれてしまって、声も出ませんでした。どうも故障があってもまったく現場に行かない主義の経営らしいです。これが独立行政法人以降の大学が経営する「有料の宿泊施設」かとおもうと、腹が立ちます。わたくしなら,即刻金返せと文句をいうところですが、Pさんは紳士だし,すぐあきらめたようです。
係の人はどこにもいないのと聞くと,いつも麻雀ゲーム(パソコンのでしょう、たぶん)をやってる人が受付にいたそうです。さぞ退屈してるのでしょう。
このエピソード、自分で書いていて,どこかで聞いたことがあるような気がしたのですが,なんだか分かりました。旧ソ連時代のロシアの公的施設の話しでした。

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