きょうは体調がましになったので、ラボへ来ました。普通に働いてます。
数日前に、パチンコのかわりに費用がかからなくて楽しめるものをと、書いたときに頭にあったのは「おしゃべり」でした。誰かとおしゃべりをするのは、楽しくてお金がかかりません。
楽しい人としゃべっていたら、何時間でもあきないものです。自分の知らないことや、知ってることでも、また違ったかたちで知識がはいれば、これも楽しいものです。もちろん異性との会話も楽しいものです。男女半々でする会話がやはり一番賑やかになるものです。でもこれをすぐ色恋的にかんがえるのが、いけないですね。
ここからは自慢話ですが、米国の某著名科学者の研究所に行ったときに昼食時たまたま所長夫人が席を隣にしました。約2時間ほど次々に愉快な話題でしゃべりましたら、昼食のあと、ある有力研究所員が、そっと近寄ってきていったい何をしゃべったのだい、わたくしは彼女とは5分間以上絶対に持たない、と真剣に言ったものでした。わたくしは、年の功ですよ、話題ならなんでもありますよ、と応えたものです。
話しがそれましたが、パリあたりでは、中年の女性と若い(もしくは若めの)男性が顔をつきあわせて二人で際限もなく(雰囲気からしてたぶん)しゃべっているのを見かけます。こういう方たちがみな不倫をしているのではまったくなく、なにか人生を語っているのでしょう。異性と話しをすると、話題が非常に違うので、面白いものです。英国では、男性は髪の毛がグレーになると、もてだすらしいのですが、日本では若い女性はおじさんと毛嫌いするし、おじさんも若い女性と二人きりになることももちろん無いですし、文化的にはつまらないですね。ともあれ、ひとりでも二人でも大勢でも、お金をかけないで、おしゃべりをするのが楽しいし、いいのでしょうが、そのような文化が日本はちょっと弱ってる感じですね。特に、男性がつまらない人たちがおおいですね。おしゃべり的観点で考えると。
それで、無口な男性はドライブ好きになりますね。これは車の中でひとりになりたいのでしょうね。他人とのおしゃべりも、車を運転しているので、ぽつりぽつりでも十分さまになりますし。逆に運転中におしゃべりに夢中になって、たえまなく助手席に座るわたくしの顔を見る友人がいました。高速でこれをやられると、ほんとに肝を冷やしました。
パチンコで何時間も座っている男性はたぶん、ひとりで居ることが好きというよりは機械と対話するのが好きなのでしょうね。何時間も何時間も機械と対話するのなら、人間と対話する方がいいと思うのですが、本人にはそうではないのでしょう。たぶん、そうだとおもいます。
また、お酒を飲まないとおしゃべりが出来ない人も居ますね。そうすると、お金がかかるし、誰が払うのか雑念がはいりますね。
さらに、カラオケのあいまでしかおしゃべりできない人がいますね。
やはりなにかが、変なのですね、日本では。たぶん、男性社会は上下関係がきつすぎてリラックスしたおしゃべりが出来る人間関係がちょっとしかないのでしょうね。というか、対等で見知らぬ人で年もかなり違う人としゃべる事が慣れてないし、難しいのでしょう。
ですから、このあたりをかえることが一番大切なのでしょうね。結局、人間の相当多くは快楽主義者ですから、面白いことをやりたがるわけで、おしゃべりは日本人のなかでは趣味としても相当低いランクなのでしょうか。