寒い朝の日が続きます。
今朝は、外をみたら、また真っ白でした。でも家ですこし仕事をして、10時過ぎにでる頃には融けてました。しかし、風が冷たいことです。
昨夜帰って、テレビニュースを見たら、皇室典範法案は今国会ではどうもお蔵入りのようです。遠雷の響きどころか、稲妻の一閃のような迫力のあるご懐妊のニュースだったようです。詮索はしたくありませんが、ニュースの出方が早過ぎるくらいなのと、お子様が女児だったら世論は冷めるのか冷めないのか、気になります。
わたくしは、この件で考えたこと、書くのどうかなという気持ちもありますが、ちょっと触れておきます。
わたくしの意見は、中曽根首相とか寛仁親王が述べられている意見をそれなりに前向きに、理解しようとしての上での意見です。しかし、固まったものでなく、いわゆる試行的な段階での意見です。また先に行って、変わるかもしれません。
今の日本ではやはり多数のかたがたは女系天皇でいいというものだと思います。そのあたりのおとしどころで、小泉首相やロボット学者と揶揄されている元東大学長が率いる審議会の結論も出たのでしょう。
それでは、女系天皇反対論者は単なる保守主義もしくは男性優位論者か。日本の歴史はそんなに男性優位主義が強いのか。そうかもしれませんが、天皇制はすこし違うのではないか、1000年以上も続いた制度にはなにか深い賢明さが隠されているのかもしれません。そんなことをわたくしは考えました。
そこでひとつの説ですが、男系天皇制は、天皇家以外の男性が事実上の天皇になろうとする野心を起こさせないようにしているのかもしれません。男系天皇は天皇の父親をたどると、天皇になるような制度と聞いてます。ですから、そのような安全弁が働く制度になってるのかもしれません。日本の歴史をみれば、うなずけるものがあります。歴史にでてくる、政治的に強烈な野心を抱く権力者はほとんどすべて男性でした。かれらが、天皇制に非常な興味を持ったことは間違いありません。天皇制をこんご何百年も何千年も続けるためには、この国でおりおりに出てくるそのような激しい野心を持った少数の男性権力者の関心が天皇家を乗っ取ろうとか、女性天皇に向かわないようにしているのかもしれません。
わたくしは、生得的に男性のほうが女性より闘争心が強く、激しい権力欲もあるという証拠はどこにもないとおもいます。しかし、経験的には女性のほうが男性よりはるかに平和志向だとおもいますし、男性の政治的悪知恵にはすごいものがあるとおもってます。
ヘンな結論ですが、そのあたりも男女おなじになったら、女系でも男系でも天皇家はおなじくらいの安全さ(もしくは危険さ)で維持されていくのかもしれません。