ジャーナル編集と学術会議

あまり話題にしてないのですが、一月初めから、ジャーナルの編集作業が研究室の一角で始まってます。編集アシスタントは三人体制ですが、二人が博士学位を有し、もうひとりももう既にかなりやって練達しているので、それぞれの能力がうまくいかされて、順調な滑り出しです。
いちおう全部電子的に投稿してきて、その後のエディター、レフェリー、著者との連絡などなど、作業はすべてネットですが、密度のかなり高い作業です。わたくしは、唯一ハードコピーとなっている、原稿を見ている程度です。ただ、いろいろ考えてはいるので、またこれからどう発展させるか、過去のこのジャーナルのデータなどを作りながら、まあそういう感じの仕事をやっています。決定打になるような発展振興策を打ち出せるか、どうかです。まだ観察の段階ですが、なにをどうすればいいのか、すこしずつアイデアは出てきました。
ただ、たいへん喜ばしいことは、投稿論文の水準は相当高いことです。
これは、このジャーナルで既に公表されている論文をみて、それらに匹敵するものを送らねばいけないという著者側の考えがはっきり出ています。これはわたくしにとってはたいへんありがたいことです。
ジャーナルはやはりインパクトファクターと並べて論じられますので、引用頻度を平均的なレベルで挙げることがたいへん重要です。また数値にはでませんが、「信用」がたいへん大切です。すでに「信用」のほうはかなりいい線がいっているので、結局人気度というか平均的数値としてのインパクトファクターを上昇させることがたぶんわたくしの考えねばならないことなのでしょう。2004年の値は4.064なのだそうで、これでももちろん悪くないのですが、それに甘んじずなにか策を考えたいと思っています。
でも拙速でなく、ひとつひとつの細かい要因をより良くすることが大切なのだろうと思ってます。

ジャーナルのほうの、かなり明るい展望に対して、学術会議のほうはかなりひどいものです。わたくしの姿勢の問題もあるのでしょうが、いまのわたくしの関わってる問題が、「手続き的諸問題」で、はっきりいって、こんなことのために時間はほんとに使いたくないという気持ちで一杯です。「かなわん」という言葉のうえに「超」がつきそうな気持ちです。任期は三年ですが、とても持ちそうもありません。
このブログ、学術会議関係者がよんでないとおもいたいのですが、この手続き的会合とメールの飛び交う嵐をなんとかしないと、まともな人達はみな逃げ出すでしょう。
来週月曜日に総会があるので、いちおう行きますけれども。

ところで、きょうからYT君(ジャーナル編集もやってくれてます)の推奨でFirefoxなるソフトでネットにつないでます。caminoというのはトラブルはいちおうないのですが、ちゃんと罫線がでなかったりして見え方がヘンで、それにsafariのほうはよくjava scriptトラブルがおきてました。Firefoxいまのところ快調です。それにこれもYT君の推奨でATOKを新しいのに変えました。これもトラブルを減らしてるようです。

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