送別会

明日から、十日間世界一周ですがどうも風邪を引いたみたいで、体調がもうひとつです。それに沖縄の疲れが今頃でてるのでしょう。
沖縄のワークショップ、色んな人が良かったと言ってくれました。お世辞だけではなくたしかに良かったようです。清新の息吹があったのではないでしょうか。会合として。

それで、きょうは夕方から送別会です。
伝統的に、去られる方に色紙が送られます。そこにみんながいろいろな送別の言葉を短く書いています。今回はみなさんびっしり書いているのにちょっと驚きました。
今回は4人なのですが、秘書のTさんちょっと都合が悪くなって参加できませんので、残り3人を送ることになります。
Oさんは北大で教授としてラボを構えます。一緒にI君がポスドクとして行きます。立ち上げは大変ですが、この時期はゆっくり出来る特典があるのですから、ある意味ではいちばんいい時期、楽しい時期です。ただ、最近の研究の世界の世相はかなりせちがらいので、ゆっくり大きな問題にふくらませていく時間がもてるかどうか、強い意志を維持しなければならないでしょう。しかし、かれならまちがいなく出来ると思ってます。

T君はドレスデンのマックスプランク研究所にポスドクで行きます。東ドイツにある大きな町です。奥さんとふたり、欧州の生活をおおいにエンジョイすると良いでしょう。幸い論文も出たので、心残すことはなにもないでしょう。この2年間大変に成長しました。また一段と伸びてほしいものです。

日本人には米国よりヨーロッパのほうが普通は住みやすいのですが、やはり将来的な機会というか職は米国よりはずっと少ないでしょう。ただ米国でも英語でどれだけしゃべるかがかなり最後は問題になるので、結局日本人が海外でれっきとした職を得る機会は高くありません。自分が日本に帰って職を探すべきか、それとも海外でずっと頑張るべきか、そのあたりは沢山の人達とつきあってるうちに自ずと見えてくるものです。

きょうの送別会は研究室内のセミナー室でやるとのことですから、和気藹々としたものになるでしょう。Tさんの欠席が残念ですが。

来年の今頃はどれくらいまた変わっているか、わたくしはそれだけが楽しみで生きているようなものです。

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