きのうは夜になってから、ブログを見たらしくて、二人の息子が電話をしてきました。父親が何を考えているか、声を聞いていちおう確かめようという気配でした。かれらの近況などを聞きますと、それなりの変化があるようでした。孫ふたりも当然ながら、急速に変化してますから、結構なことです。
またきのうはあるジャーナリストの方がおいでになって、いろいろお話しをされていきました。若い頃とことなって、ジャーナリストとのつきあいもまあ自然体で、肩のこらないような雰囲気で話しができます。
民主党は代表えらびで小沢、管の両ベテランの登場のようです。
このあいだテレビで、瀬戸内寂聴さんが、小沢さんにあなた容貌コンプレックスでもあるの、なんか恥ずかしがってるような雰囲気だけれども、可愛いわよ、とか言われてました。政敵に恐れられるひとも形無しでしたが、小沢さんという人もよくわからない一筋縄ではいかないひとですね。
管さんはたしか市川房枝女史のもとで市民運動のなんであるかを修業したという、記憶があります。もちろん団塊の世代ですし、闘争経験の場数でここまできたかたで、ひとたび権力を握れば何かをすることは間違いないのでしょうが、どうも人を見る目がないのではないか、という気がしてなりません。どうしてわたくしがそう思うようになったのか、その根拠がわからないのですが、ある時期からそう思うようになって、興味が薄れました。タイプでいうと、党内抗争を足場にのしあがってくる、ひとかなという印象があります。
小沢さんはわたくしと同じくらい(一つ若い)の世代で、高校は東京の小石川と聞いてますすが、選挙区は岩手県で、やはり土の臭いのする政治家だとおもいます。お父さんの小沢さえき(どう書きましたか佐重喜だったかな)氏は、国会対策委員長を誰かが総理大臣の時(たぶん佐藤栄作氏)にやっておられて、実直にして誠実というようなイメージだったのではないでしょうか。息子の小沢さんはかつては普通の国というキャッチフレーズを生みましたが、いまは「共生」というキーワードで政治理念を語ろうとしているようです。しかし、一方で権謀術数の政治家というレッテルが貼られています。
わたくしにとっては、小沢さんの方が政治理念としては管さんよりはるかに興味深いのですが、でも彼が出てくると、かれの政治手法が云々とかマスコミがてんやわんやになってしまうので、げんなりします。よほど、政敵が多いのでしょう。その理由はわかりもしないし、聞きたくもありません。ともあれ、手続き手法ばかり議論するのは、わたくしがいちばんきらいなところで、だからわたくしは政治がきらいだし、首をつっこまない理由だし、また学術会議に行くのがホントにいやなのです。
あと数日で、どっちみち代表が決まるし、途中の経過には他の人達と違ってわたくしはまったく興味ありません。談合でも、話し合いでも、選挙でもきめればいいのでしょう。
野党の党首、しかも9月までの任期です、とりあえず決めてもらって、小泉さんやその後継者候補4人と異なる人物が、どんな政治理念を、構想をしやべるかそれなりの興味を持って聞かせてもらいましょう。
結果、前原氏や岡田氏とおなじような、あまり新味のある内容を感じない政治構想なら、政治の季節は小泉後継の方に向かうでしょう。もしも、おやっと足を止めて聞きたくなるような内容をしゃべってくれるのなら、ぜひじっくりと聞きたいものです。実際いいかげん、小泉流劇場型政治に飽きてきてるので。