質量分析機と電子顕微鏡

きのうはブログを書いてから、すぐ京都駅に向かって、関空の19時40分発の便で沖縄に向かいました。夜遅くホテルに着いて、今朝からセンターで研究の進捗状況などみなさんから聞いてます。
このスケジュールはかなりきついけれども、京大の研究室を午後4時半近くに出ていますので、仕事的には無駄もないし、特急はるかならばパソコンも使って仕事もできるので、ワーカホリック状態のわたくしには、いちばんいいのかもしれません。しかし、この便はJTAとかいうのでJALの子会社なのでしょうか、なんとなくいまのJALの問題点がいろいろ出ている感のある便で細かく書くとみな悪口になるので、書きませんが、のっているうちにげんなりしてきます。
那覇空港からホテルまでは、いつもよりはすこし早めに着いたし、元気な日ならこのスケジュールで無駄もなくOKですが、疲れているとあまりよくないな、と感じました。

こんかいはあらたに購入した質量分析機の様子をみるのと、共通機器の電子顕微鏡の具合を見る目的もありました。
わたくし、いつのまにやら質量分析機にかなり入れ込んでしまいました。かなり愛好してます。DNAの配列決定の重要だけれども無味乾燥的な味わいに比べ、マス(質量分析機の略称)にはかなりロマンを感じます。毎回、かなり期待を持って結果を見るし、結果を見るのに相当の力量がいるところがますます面白いです。これで京都と二カ所ですが、三台目になりました。こんかいのはタンパクではなく、代謝産物に使う目的なのでかなりフロンティアの研究となります。チェコから来たT君が面白くてこの機械にのめり込んでいるのも、頼もしいです。
電子顕微鏡のほうは、わたくしかつてはこれのプロだったもので、懐かしさと同時にぜひともいろいろ使って、温故知新的な経験をしたいと思っています。幸いなことに、沖縄でのプロジェクトで沢山の電子顕微鏡で見たい試料があります。どちらもピシッと、装置がおさまるところに収まって、あとは新しいデータをいつ頃から出せるようになるのか、ウオームアップの時期に入っており、なんとも頼もしいことです。

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