昨日、目の前の水田は慌ただしい雰囲気でした。鹿の水田への侵入があって、稲の若い苗を一部食べられたようです。鹿もわかるらしくて、コシヒカリの被害がひどい、と嘆いているとのことでした。電気柵は二重にあるのですが、さらにネットも張って、さらに夜遅くまで花火のようなもので音をだしたり、強い光りで田を照らしたようです。ほんとに大変です。けさ見ると、新たな侵入は無かったようですが。
比良山麓でのご近所のHさんの話でも、鹿は毎晩敷地内にやってきて、庭の色んなものを食べていくようです。ごく最近はひまわりを全部食べられたとか。
わたくしのところは、ぜんぶ畑のある敷地はフェンスで囲ってます。猪の被害に音をあげて、囲ったのですが、ついでに鹿も入ってこないようになりました。これまで、それほど鹿被害は無かったのですが、それでも枇杷の若い木が刃物のようにきれいにスッパリと切られていて、わたくしがうっかり鎌で切ったと思っていたのですが、後に鹿の仕業と分かったものでした。夜行性なので、まじまじとそばでみたことはありません。いちど無人のテニスコートに入って出られなくなった、角の立派な雄鹿が、散歩するわれわれを見てフェンスに突進して怖い思いをしたことがあります。
鹿は日本の山の中で急速に増えているようです。鹿を射殺することは、猿と異なって、ハンターには抵抗が無いようですので、ほどほどの数で維持してほしいものです。
鹿肉をおいしく食べるメニューも増えるといいのですが。
わたくしが始めて鹿肉を食べたのは、スイス留学中で学生食堂の定食が鹿肉だったので食べざるを得ませんでした。みんな喜んで食べていましたがわたくしには心理的な抵抗があったのを憶えています。黒紫っぽい独特のソースだった事もありますが、やはりディズニーのバンビとか、幼少の頃に刷り込まれたなにかがあって、鹿とか兎とかなるべく食べたくないと思った時期がありました。しかし、いまは平気です。馬肉を食べるのは抵抗ありますが、野生の鹿や兎などは料理法が良ければ喜んで食べます。ただ最近はほんとに肉食が減りました。一日にごく少量の鶏肉かなにかを食べれば、気持的にはじゅうぶんです。
今日は日曜ですが、京都の四条烏丸まで出かけます。市民講演会での中村桂子さんと玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんの講演の前に主催側の人間としてあいさつをする必要があります。18日から宝ヶ池の国際会議場で開かれる国際会議をするうえで、一般のかたがたにも関心を持って聞いていただける講演ということで、お二人にお願いしたわけです。中村さんのお話は聞いたことが何度かありますが、芥川賞作家でもあり、現役の住職でもある玄侑さんのは初めてなので楽しみです。
論文のコメントが出そろったところで、F君より、わたくしは弱気になってませんという、メールありました。みなさんの心が合ってきたので、最善の対応ができそうです。わたくしも自分の意見を述べて、F君に対応をお願いしました。