半島の将来

夜半からの雨は激しくて、水田の脇にある水路の水音がうるさいくらいでした。でも朝になると雨はやんでましたので、天気予報は半分はあたっていたのでしょう。
デッキで、山を見ながら朝食をとりました。夜も外でとったので、結局雨はなんどもふりましたものの、食事時はやんでいたということになります。作業は普通にできました。
雑草取り、家の周りにやっと手がつくようになりました。こういう作業は心理的なものでこの程度でいいと思えばそれでいいのです。他人がみればまだ雑草だらけと思われても、本人から見ればずいぶんきれいになったな、そういう感じにはなりました。取りあえずは、気にしていたところの大半の雑草は取りました。
庭にある水道においてある水鉢のなかに、しっぽがやたらに長いトカゲ風の生き物がいました。しばらくなんだろうと思ってみてましたが、たぶんカナヘビだろうと思いました。おとなしい生き物で、外に逃がしてやりました。
林の中の、クワガタ、カブトムシが毎日数匹いる木の樹皮をはがした人がいるので、木に傷をつけないでくださいと、小さな木の掲示を出しました。効果は無いかもしれませんが。
このあいだみかけた業者風の人が怪しいとは思っているのですが、樹皮を剥くなど、だんだんやることがエスカレートしてきてる感じです。しかし、ほんとに驚くほど、毎日毎日クワガタなどが湧いてくるようにいる木です。どこから彼等はくるのでしょうか。
今日も夕方このあたりでは絶対見かけない高級車から和服を着た女性が出てきて二人たっています。なんでと、吃驚してみていたら、肥満系の小学生男子が、「とれたよほら、ママ」、とかいって、林の中から出てきて、「箱はどこにあるの」、とかいってました。しばらくして、林の中から中年男性が出てきて、なにか二人の女性にしゃべってました。祇園祭の宵山でもこれからいくののでしょうか。こんな車がこんなところに止まるなんて、この木はよっぽど有名なのかな、と思いました。

北朝鮮の制裁決議案、国連で全会一致だったようです。北朝鮮は、ただちに全面拒否とか。予想されたことでした。今回の出来事は日本にとって相当な関心事であったわけですが、日本が東アジアで孤立がちなことも、今回また確認されました。

わたくしは、北朝鮮は自壊する可能性が高いと思っています。希望的観測ではありますが。
その時には中国、ロシアなどからも、いろんな動きがあるでしょうが、西ドイツが東ドイツを取り込んだように、韓国が北朝鮮をとりこむことを、日本が全面的に支持することが一番大切なことかなと思います。その点さえ一瞬の逡巡もなく全面的に支持すれば、韓国との関係は悪くならないでしょう。
選挙と言論で政治が執り行われるという点で、韓国は十分に信頼できるはずの友邦です。しかし、日本と韓国の関係がここまでギクシャクすると、何が起きても驚きません。今回の国連での決議案提出とかの流れで、韓国はほとんど蚊帳の外にいたようです。日本を非難し、米国にも批判的な現政権ではいたしかたのない状況ですが、本来は韓国が舞台回しの役割を演じてもよかったはずです。しかし韓国現政権のスタンスはどう考えてもおかしいでしょう。
そのうちもう少しまともになるとその点も希望的に予測したいものです。

日本のほうは、現在どのような軍備強化策も世論の賛成を得られそうなくらい、軍備強化主張者には最高の環境になってきました。しかし、半島の将来について確固した将来像があるのかどうかそのあたりが不安です。
北朝鮮は自壊しないで、この強硬な態度を今後も延々とり続ける、という可能性もあります。その場合は、韓国との関係も含めて日本にとっては、非常に難しいことになるでしょう。
北朝鮮が自壊した場合には韓国を全面的に支持するという考えをもちつつ、日本はみずからの防備を高めていかねばならないのでしょう。この場合防備とはミサイルだけでなく、偽札や覚醒剤など色んなレベルでの北朝鮮活動からの防備があるのでしょう。
東アジアでの日本の立場は本当に難しくなってきました。

わたくしは、このあいだの韓国旅行以来、すっかり親韓的なのですが、そのことと東アジアでの日本のとるべき政策の考えとはすぐ直結し得ないところが苦しいところです。

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