久しぶりに応酬あり

今日は、東京です
本郷の東大構内で若い生化学者の会の夏の学校で研究者のキャリアーについての講演(ワークショップと銘打ってますが)をしました。
久しぶりに、若者と意見の応酬があり、楽しかったです。
持ち時間は2時から5時でしたが休憩一回でなかなか熱のこもった意見が沢山出てとうとう時間もすこし延長してしまいました。
始める前は4時過ぎには終わってしまうだろうと思ったのですが。なかなか鋭い意見もあり、たじたじになることもありました。
さすがにこういう類の会に出るだけあって意見をはっきり持っている若者が多いようでした。
途中で日本人の特有の創造性ということを話題にしたのですが、わたくしの説明のあいまいさもあって、かなり長い議論となりました。みなさんどう思ったか。
ホテルに戻って休憩してまた、懇親会というのか交流会というのかそれに参加することになっています。
やはり長年教師稼業をやって来ましたので、演壇にたって、若い人に話すとリフレッシュします。
ところで博士学位をとったらなんらかの特典を与えるという話しは、どうも若い人には不評で、博士の学生の定員を減らすべきだと意見が強く出されました。それか学生を社会に適合できるよう教育すべしという意見が出されました。
しかし、講演のあとで、静岡県の高等学校の先生をしている方が話しに来て、いい案だと思うと、いってくれました。さもないと、ほとんどの理系人材は医学部に行ってしまうと言うご意見でした。
医学医療は生命科学のごく一部ですし、それじゃ困るのです。その先生のご意見は、特典が与えられたら、進学者のパターンはガラッと変わるのではないかという、ものでした。

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