北海道にくると気がつくのですが、昔から道内向けの雑誌があって基本的にはいつ独立してもやっていける言論体制はあるのかもしれません。
昨日は仕事のはなしのあとで外にでてOさんのしりあいのとわたくしも知っている知り合いすうにんで食事をしました。
前から感じていたことですが、北海道というのはやはり相当魅力のあるところでしょう。
ここで思う存分研究をやりつつ、世界の一線での成果をあげ、生活自体は充実した人生が送れるはずという、予測をそのまま実践する人が増えている印象があります。
大学や研究ではこれがいちばん大切で、国籍やナショナルなものが強く出過ぎては、外国人も日本人も居にくいです。つまり、外国人も日本人も同様に居やすいことが、世界レベルの大学を作る必須条件でしょうね。
そういう点、前からしっていたDGさんが大変元気なのは結構な事でした。かれは、オーストラリアから北大へ留学してきて、博士号取得後米国のほうでポスドクをやり、いまは帰国後また北大で別な研究所で学究生活を送っています。かれの日本語はしゃべるのも書くのも相当なレベルですが、きのうは彼が札幌を非常に気にいっているというフレーズを百回くらい聞きました。いま彼は日本人とのハーフと誤解される(風貌的にはありえない)とのことですが、表情的にだんだん日本人らしくなってきたのがその原因だと思います。こういう人材がハーフでなく、日本人よりも日本人に見えてくる時代が大学ではやってくるのが望ましいですね。大学は人種、性別をまったく意識しない先端的な場所でなければいけないのですが、なかなかそうなっていません。
今日は午後からわたくしが出席してはなしをする会があるのですが、Oさんはぜひ見せたい場所があるというので早起きしてでかけます。
ここまでが朝書いた分で、いま積丹半島の先端の神威岬(かむいみさき)を見て帰ってきたところです。
しゃこたんブルーというのでしょうかとてもきれいな色で海がみえ、岬の先端からみえる、尖塔というかとがった石の塔は神の塔にふさわしい絶景でした。
これを見たらもう十分という感じでした。