北大生命科学への期待

昨日は北海道大学大学院生命科学院、先端生命科学研究院という長い名前の組織の発足記念式でこういうタイトルで40分くらいのはなしをしました。はなしだけで、スライドなしのです。こういうやり方は、わたくしとしても珍しく、8月の若い生化学者の夏の学校で1時間くらいはなしだけでやりましたのを除けば経験がありません。あの時は、3時間の持ち時間でうち1時間、つまり導入的にやったので、こんどのように最初から最後までスライドなしは始めての挑戦でした。
芸風をひろげるための一つの努力です。というか試みです。
熱心に聞いて貰えたと思うのですが、しかしもう少し、笑いをとれなければいけなかったと、反省しています。
その後のパーティで、割合よく言ってくださったかたがおられたので、まあなんとかやれたのかなとひと安心しました。
お世辞抜きに、北大の得意とする生命科学分野がいま伸び盛りですから、期待しています。
むかし、同じ大学で学生生活を送った方々が有力なメンバーとなっていることもあり、2次会で昔話を聞きましたが、すっかり忘れていたはるかかなたの昔のことがおもいだされて、懐古的な気持になりました。
なかにわたくしがこんなはなしをするとは、まったく思わなかったと言う方もおりました。また、人間が円くなったと言ってる方もおりました。みな、正しいコメントです。
何歳になっても人間は変わるのであります。
また、本当の自分は決して見せないというのが、わたくしの人生観でもあります。
わたくしを忌避する人達がある割合で世の中にいないと、わたくしは生きている気がしませんので。八方敵も八方美人もいやなのです。

だれかに嫌がられている自分を想像して、嫌がっている人たちの顔を思い浮かべて、自戒する、これが50過ぎ以降わたくしが、丸くなってきた原因でしょう。

朝、目が覚めたら、7時過ぎ、珍しいことです。
のろのろと行動して、9時半過ぎにホテルをでて、千歳空港に11時近くについて、お土産やを冷やかして、魚をくわえている小さな熊の木彫りを購入、10分遅れに出発、10分遅れに関空に着きました。
機内では真面目に仕事をして、良くはかどりました。時間が限られると、スピーディに頭が動くのか、集中がいいのか、はかどります。はるかの車中でも良くはかどって、積丹半島にいってできなかった分の仕事が半分くらいリカバーできたような気分です。しかしままだ終わりません。

Oさんのメールでは、またまたわたくしの天気男の実績ができて、昨日一日だけ快晴で、今日もおとといも曇りだったとか。
たしかに、神威岬の眺めは絶景でした。積丹ブルーとか言う、青の色も堪能しました。

今月は、二度も北海道、二回の講演どちらも初物でしたが、自分としては記憶に強く残るものとなりました。
北大の先生とはたくさんしゃべりましたが、会場にいた学生さんとしゃべれなかったのは残念。

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