タイで軍隊が町に出動して、クーデターが起きたとのニュースがありました。
タクシン首相という強力な指導者が米国滞在中の出来事だそうです。
どういう政治的な不満が背景にあるのか分かりませんが、都会と田舎の貧富の差が背景にあり、意外なことに超大金持ちのタクシン首相は田舎の出身者に人気があるとのことです。よくわかりません。ただ、中国も含めて、不満を持つ層の人々と理由は日本からはなかなかうかがい知れないのでしょう。わたくしは、タイに行ったことがないので、気がきいたことは何も言えません。ただ、巡りめぐって人ごとでないような気がします。
ハンガリーの首都でも政治プロテストが激しいとか。選挙後の首相の発言に端を発しているのでしょうが、根深い不満が国民の間にあるようです。
日本の東京では、安倍晋三氏が自民党総裁になったという既成事実化したことがニュースになりました。唯一、不確定的であった、二位は誰が?という疑問も予想通り麻生太郎氏がなったとかです。これから報道ではいろいろな予測や組閣ニュースが出てくるのでしょうが、やはり中国との関係がどうなるのか、安倍氏はどう出るのか、それに対し中国は、逆に中国はどうでて安倍氏はどう出るのか、そのあたりが最初の一番目の興味の対象でしょう。時間が経てば、小沢民主党とほんとに対決するのか、対決しなくて、いろいろな補選や地方選挙に勝てるのかですね。
沖縄では,野党の統一候補が今日の新聞で決まったとありました。糸数さんという現在国会議員のかたです。基地移転に反対だそうですから、彼女が知事になると自民政府は大変でしょう。そもそも彼女が知事になるだけでも安倍内閣にはダメージでしょう。
今の日本は、政治家は二世か三世かそれとも松下政経塾を出ないとなれない国になりましたが、国民もかなり有能になって、そういうひ弱か坊ちゃん的な政治家を上手につかって、そこそこのキャッチボールが行われているような気がします。
適当に反対しつつ、適当に果実もえる。
あんまりいいたくないけれども、日本的政治の一つの構図ですね。