学術会議会長選挙、耕耘機、地をはう学風

明日から、学術会議の総会です。黒川会長が定年でおやめになるので、後任を選挙でえらぶということです。すでに4人の候補者がおります、たしか文系一人、理系三人だです。投票権は会員ということなので、早朝に発って、投票しようとおもいます。
なんでもそうですが、組織のトップは非常に大切です。学術会議にほぼ一年間、おりおりに委員会などに参加していますが、この組織はわたくしには咀嚼する能力はありません。個人の資格で出ていたつもりなのですが、いつのまにか学会の代表、へたすると利益代表かのように錯覚するような議論をするはめにおちいることもあり、困っています。あと、二年です。

きょうは午後からしっかり天気予報があたって、雨です。さいしょはパラパラだったのに、そのうち土砂降りとなりました。その雨の中を、草をたくさん刈って、堆肥作りの準備をしてみました。いままで真面目に作ったことはないのですが、今回つくってみようかなとおもい囲いを作ってみました。どうなることやら。
安曇川まで北上して、道の家で昼飯食べるついでに、DIYに寄って、ブロッコリーの苗と波板を買おうと思ったら、店の前で耕耘機を展示説明していました。前から興味があって、おりおりにインターネットで製品などをみていたのです。実際に触って動かしているうちに、ついつい衝動買いの気分が高まりました。妻が水をかけなかったので、そのまま買ってしまいました。三馬力、古典的なので、習熟するのに時間がかかりそうなのが、気に入りました。力はいりそうなので、運動になるでしょう。いままで、農機具を買って、無駄にしたものがないのが、高額商品なのに、珍しく妻が水をかけなかった理由かなと、あとで思いました。

きょうは、論文の作業をまったくしませんでした。
この数ヶ月、もしかしたらこの正月以来、日曜日に在宅していて、論文の作業をしなかった最初の日かもしれません。
今、3番目の論文の実験の追試を新しい測定法でやってもらっています。これが最後、こrが最後といって、やるたんびに新しい実験を注文して、申し訳ないのですが、研究の進展があるので、やってもらわざるをえません。研究のfinishing、つまり論文を書き上げるための最後の実験というのは、論文により千差万別ですが、それでもやはりその実験によって、気になっている点を明解にするので、画竜点睛的な意味合いがあることが往々にしてあります。

今度の場合はそうなる可能性があり、わたくしも現場のK君もおたがいに納得ずくでしつこくなっています。このしつこさが、わたくしの本領だし、わたくしと深くつきあった若い人達はみな承知しているはずです。わたくしの学風は地を這うようなところがあるのですが、もちろん空に飛び立ちたいと、願いながら、這ってるのですから、運良く飛べた人達はわたくしの教育方針には否定的ではないと思いますが、うまく飛べなかった人で、自信のあった人達は、わたくしのやり方にかなり否定的になっているのも知ってるけれども、しかたがないことです。
やれないことは所詮やれないので、体裁をととのえてもしかたがないのです。

さて実験のほうは、どういう結果になるのか、もうすぐ分かるはずです。

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