なかなか決着しないK君の論文を進めるのに疲れて、周辺を散歩しました。うららかな天気で気分がはればれします。水田に赤とんぼが飛んでるのを見ていると、つがってるのは一生懸命みずたまりに卵を産んでるようでした。眺めてると、たくさんの赤とんぼが水田のみずたまりにおなじように産卵していました。この水たまり、そのうち乾いてしまうのだけれども、大丈夫かなと感じた次第。
今日はこれから、東京です。あした、現在の研究費のなんていうのでしょうか、年次報告というものです。15分しゃべって、15分質疑応答というものです。今年と去年、研究費を獲得した代表研究者は全員しゃべるので、一種の品評会です。
研究室のこの経費で給料をもらってるメンバーを中心に何人か出席してもらいます。彼等の生活が、この研究の進捗にかかってることを、ひしひしと感じてもらいたいものです。
先週は前の研究費の事後評価があったわけなので、競争的研究資金も報告や、評価と常に心休まることはないような仕組みに、きっちりなっています。わたくしの場合、前のが文科省、こんどのがJSTでそれなりに雰囲気がちがいます。
こちらのほうはJSTの関係者もそれとなく研究評価をしますので、同業者だけの評価会とはずいぶん雰囲気が異なります。
わたくしのようなずるさももった古狸はいいですが、若いひとたちはずいぶん神経をすりへらすことでしょう。
しかし、こういうのも当たり前と思うくらいでないと、これからの日本はやってけないのでしょう。悪いことではありません。