ゴルフ、新幹線新駅

知事が最近ふたり辞職しました。
福島では汚職の疑いで逮捕されています。
和歌山のほうは、クリーンのはずだったのに、一緒にゴルフしていた人が「天の声」というのですが、知事の意向を受けて受注を決める人で、この人とはいろいろ便宜をはかってもらっていて、それでこの人がいろいろ収賄というのかしていたので、どうにもならなかったのですね。最近では、知事とこの人と、自民党の要職の人たちが一緒にゴルフをしていたのですね。
そこでゴルフです。
今度の政治家の資産公開を時間があったので眺めましたが、わたくしはゴルフ会員権を持っている政治家をいちおうチェックしました。

わたくしは、やったこともないし、やる気もないし、もうこの年ですからいっても差し支えないでしょうが、ゴルフは日本の男性社会の諸悪の根源と長年おもってきました。
ゴルフに比べれば、飲む、うつ、かうほうがましという、大偏見を長年にわたって維持してきました。しかし、別に他人がゴルフをやろうが、わたくしには関係がないので、興味もありません。ただ、目の前でゴルフの話題をされると、その場から直ちに立ち去ることにしています。
なぜゴルフがいやか、男社会のつきあいのいやなものが全部あると思っているのです。もちろん偏見ですから、読む人は気にしないでください。ただ、日銀の今の総裁が、就任記者会見で、なにかのたとえに記者達に向かって、ゴルフのなにかと同じようなものだよと、言ったのを聞いて、いやな人だなとすぐ思いました。その後、村上ファンドで儲けていたと聞いて、まったくあの人なら当然だと思いました。
つまり、ゴルフというのは、コネをつけるとか、便宜をはかるというのを話したりするのに最適な環境のようですね。和歌山県知事もゴルフをしなければ、失墜しなかったのでしょう。でもゴルフをしていたから、たぶん知事候補になれたのだと思います。これもわたくしの偏見です。

嘉田滋賀県知事は、新幹線新駅で苦労しているようなのでなかなか環境派知事として、持ち味が出せないのがお気の毒です。
ただ、知事と対立している、前知事とおなじ苗字の栗東市長さんはたいへん強硬ですが、その理由がだんだん分かってきました。
つまり、新駅周辺の開発のためにもうすでに相当というか巨額のお金を市が投資してしまってるのですね。新駅自体のかかる費用が250億円とかいうのですが、駅予定地の周辺開発のために、土地を栗東市が購入しているのですが、その費用が200億円弱とか(正確に憶えてはいないのですが)を税金かそれとも借金らしいです。ところが、その土地の値段は駅の予定地にならなければ30億円程度のものとかです。そうなると、新駅を止めてしまうと、差額の150億円が市の借金になるらしいのです。
JR東海に違約金を払ううえに、買った土地までそうなれば、元のもくあみどころか、大借金の市となってしまいます。常識でかんがえても、たいへんな事態になるのでしょう。その30億円しかない土地を、値段がつり上がったところで買った責任とか、考えるだけでも、いやになるようなしんどい話しです。
もういずれにせよ、素直な解決策はないのでしょう。力と力がぶつからざるを得ないでしょう。しかし、円満解決の方策はないのでしょうか。

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