ブッシュ大統領敗れる、万波医師の挑戦

米国では予想通りというか、共和党が下院で少数派に転落とのこと。女性が下院議長になるので、大統領正副に異常があれば、その職につく枢要な地位に女性が始めてなるのだそうです。ヒラリー夫人も圧勝したとかで、2年後には米国もとうとう女性大統領が生まれるのかもしれません。ブッシュ大統領はイラク戦争の経過に敗因があることは明白ですが、この結果が北朝鮮との関係でどう波及するのか、わかりません。多くの日本人はそのことを考えると思います。
民主党はおおざっぱにいって、プロ中国ですので、日本外交にはこれから米国との関係で巧妙さがひつようになることは明白です。内政面でも米国人が喜びそうな、変化がでないと、クリントン大統領のときのように、バッシングでなくて、パッシングされる方向に向かうのでしょうか。ブッシュ大統領も議会対策上、民主党の言い分もある程度取り入れざるを得ないのでしょう。それとも、かたくなになるのか、そのあたりがわかりません。

北海道の竜巻のすごさに驚きました。9人も亡くなったとか。このようなすごい竜巻は聞いたことがありません。たまたまなのでしょうが。
米国ではしょっちゅう起きているのでしょうが、日本も対策を学ばないといけないのでしょうか。子供の頃に、小さい竜巻が学校の校庭にできたりすると、喜んでその中に入ったりしたものですが、この竜巻はものすごい殺人竜巻でした。

万波医師は頑張ってるようで、持論を展開しています。
朝日は朝刊でくわしく、医師の意見を紹介はしていますが、「批判なんの、万波節」と小馬鹿にしたような見出しですから、ひどいものです。記者が万波医師を見下しているのは、歴然としています。
傷害罪の疑いもあるとまで書いてますから、朝日は万波医師にいっさいのシンパシーはないようです。識者の意見も全否定のものだけが集められています。毎日もだいたい同じですが、わずかに一定の理解を示す医師の意見も紹介しているので、かすかなシンパシーはあるのでしょうか。
ここまで批判的な理由はなにか記事で探すと、どうもまたまた「公平な移植ネットワーク」を作り、社会の理解を得てきた。これがない。こういうことをやると、すべての努力が水の泡と、とこうありました。
万波医師の生涯を通じた努力も、このように断罪されてしまうわけです。マスコミの思い上がりは、ここまでくるのかとおもいました。
わたくしは万波医師を徹底擁護する気はありませんが、かれが生涯を通じて腎臓移植ひとすじに努力を傾けてきたことを、やはり評価し、リスペクトをしたいと思います。一つの医療であるに違いないと思います。彼が医師免許を取り上げられるようなことがないように願っています。
彼が、権威ある首都圏の医師でもなく、また大学の教授でないが故にこのように小馬鹿にするような見出しまで付けられていますが、1時間半に渡って、一生懸命記者のひとたちに説明しようとする真摯な姿勢を、みくだすのは本当にけしからんと思います。
傷害罪も考慮されているなどと、書かれれば、これでは、日本では、まともな医師はただただしずかに透析患者を維持する方向に専念するか、「公平にして厳格」な手順だけをふむごく少数の移植手術しかしないでしょう。そして首都圏の権威がたもたれるのでしょう。「田舎ものは引っ込め」というような、紙面の裏側にある感情をこの記事からわたくしはつよく感じました。

医学的に移植を最も必要とする患者に安全な腎臓が届くとかいう、美辞麗句な世界だけでこの深刻な患者さん達の問題が解決するのなら、素晴らしいのですが。

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