寒い一日でした。
来年三月の沖縄でのワークショップのスケジュールなどをSさんと細かくすりあわせをしました。今年、三月に一回目をやってますが、やはり綿密な打ち合わせが必要です。
相談する過程で、だんだんイメージがはっきりはしてきました。今回は、ホテルでなく、機構の本部がある建物を会場にするので落ち着いたよい雰囲気で開催できるでしょう。
新聞によると、人口減について50年後の激しい減少予測が出てきたようです。読売は50年後の日本、人口9000万人割れという見出しでしたが、他紙も同様、深刻な問題として受け止めています。
わたくしはこれで人口減でまともな議論ができる背景ができたと思ってます。人口は9000万人もいれば十分だとおもうのですが、問題は国家の活力を維持しながらこれからの40数年を移行できるかどうかです。高齢者が活力がないというのはなにかの誤解で高齢者もその気になれば、まだまだ色んなことができるはずです。いまは、1億3千万人もいるから遠慮しているので、高齢者が必要とされる世の中がくれば、高齢者も大いに頑張るでしょう。いまは、邪魔にされて、職場から消えろといわんばかりの状態なので、しかたなく、熟年なんとかで暇をつぶしているので、社会のほうから、やって欲しいと要請されれば、体が動く限り働きたい人はたくさんいるでしょう。
しかし、いつまでも人口が減少をつづければ、大変なことは事実で、どこかで歯止めがかかるかどうかです。その歯止めがなんであるかです。
人工流産する子をなんとか社会が育てる方に向かえば、人口減などすぐ止まるとかいう話しを聞きましたが、どこまでほんとうなのか。子供が欲しくても生まれなかった人達が、子供を育てられるような状態にするための社会の価値観の転換はいずれにせよ必要な気がします。
杉野教授にたいして、阪大は懲戒免職の措置をとったとの記事を見ました。
書きたいことはあるのですが、すこし時間がほしい感じです。複雑な気持ちでこのニュースに接しました。未曾有の出来事ですが、杉野さん(あえてさん付けでよびます)のことは長年しっておりましたので、なぜ彼がこのような信じられないような愚かなことをしてしまったのか、そのことを思うと悲しい気分が先に立ちます。しかし、捏造行為はもっとも憎むべき行為です。研究室の主宰者、著名な分子生物学者であるかれがなぜそのようなことを繰り返してきたのか、発覚すればみずからすべてを失うだけでなく、周囲に甚大な被害を与えることを、なぜ繰り返したのか、考えると深い憂鬱な気分になってきます。しかし、分からないということを言っては外から見れば責任逃れに見えるでしょう。彼を知るひとりの研究者として、なぜこのようなことが起きたのか、その原因を理解するための努力をわたくなりにしたい、それが自らの責務と思いだしてます。