いやあすごい風でした。
夜2時か3時頃から、安眠できない音の風がびゅうびゅう吹いてすごかったでした。
ただ雪などはふらずで寒風がごうごう吹く空に月が輝いてましたから。
風が激しい呼吸をしている感がありました。
こういうときは荒野の一軒家というイメージになります。
そしてなぜか宮沢賢治の作品などがいろいろ思い起こされるのです。
不思議ですが、デジャビュ状態となり、まいかい大風の時は、荒野の一軒家、と宮沢賢治が頭をよぎるのです。
朝まだ風が強いなか、シャッターを開けたら、デッキ上の惨状が見えました。
瞬間的に被害額約2万円、という計算ができました。しょうもない計算能力ですが。
かなり重い木製のストックが見事にひっくり返って、扉が二枚とも破損してました。
新しいのを買わないと駄目でしょう。
プラスチックのテーブル(イタリア製ただい廉価品)が二つ見事に破損していました。
たぶん、風でなんどもデッキの手すりにぶつかったのでした。こういうことがないように重たい石をテーブルにのせていたのですが。これらも使い物になりません。
こんなひどい大風は初めてです。
それに、プラスチック製の椅子も一脚なくなっています。
これは後に約100メートル離れた河の中の樹に引っかかっていました。
はしごを降ろして、とったら不可解なことにまったく破損していませんでした。なぜ100メートル先までとんでいったものが無傷で、デッキ内に止まっていたテーブルは見るも無惨に裂けてしまったのか。なにかわけの分からない衝撃がテーブルに与えられたのでしょう。
ともあれ、風は昼近くまで吹いて、至近距離での落雷を最後におとなしくなり出しました。落雷の瞬間部屋の中でなにかぱしっと火花が飛びました。
幸いパソコンではありませんでしたが、なにかが起きたはずです。
日曜なので、報道は6時台はほとんどなくて、7時頃からやってましたが、青森あたりに台風以上の低気圧があるそうで、全国的に激しい気候だったようです。
昼過ぎに、比叡山の方に戻りました。
米国での講演の準備を時間をぬってやってます。しかし、きょうはなにがなんでも歩かないといけません。
すこし日が長くなって来たのでいまから、暗くなるまで歩こうと思います。