新しいジャーナル PLos one

またきょうも、講演準備をしていました。
やはり三回分の新規講演は準備が大変、まいりました。
まだ終わっていませんが、だいぶ進んだのでなんとか目途が見えてきました。でもたぶん当日朝まで準備になるでしょう。
でも、こういう時間を作ると、色んな考えや昔のデータや考えがいろいろ湧いてきて、かなりの意義があるものです。つまり反省と未来のことを考える時間になるのです。

きょうはガクッとすることが二つありましたが、休憩時間の話題には向かないので、やめておきます。

きのう見たNature のニュースに新しいオンラインジャーナルが創刊されるという記事がありましたが興味を引かれました。
これは、論文の内容とか結論には立ち至らないで、実験的に健全なら、公表するというものです。レビューアーはひとりで、実験的にちゃんとやってるかどうかをそこだけ、審査するというものです。
ただ、論文にはオンライン上でコメントをつけることができるというものです。どうコメントつけるのか、詳細は解らないのですが、たぶん著者も返答ができるのだと思います。つまり、コメントと応答を繰り返すことにより、ある論文が「成長」していくというような構想と見受けました。
これは、匿名コメントを受け付けたら大変のことがあるかもしれませんが、実名所属付きで実在人物であることが保証されているのなら、コメントがつくのは面白いし、ためになると思います。
10年前に公表した論文が今頃、誰かにコメントをつけられたりしたら、嬉しい感じもあるし、当初は無視されていたようなものが後に大切な仕事と解る過程などがもしかしたら、コメントから読み取れるかもしれません。そういう点で、このジャーナル自体が「成長」するのではないでしょう。
ちょっと、興味がでてこのジャーナルを利用してみたくなりました。
取りあえずは、どう実際のオンラインジャーナルが運営されるのか、見てみたいと思いました。
いま開けてみると、なかなかのものです。open accessですからただで読める。
見本で開いた論文はある大御所のところからのものでした。
Plos Oneというなまえです。
商業的にやっていければ、新鮮な風が吹くのではないでしょうか。

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