やはりきりがないくらい、今回の訪米は準備がかかるので、短いものにします。
夜は、妻のっこの二週間の慰労(?)もかねて、京都にでて食事。堀川二条までいきました。
首相がヨーロッパに行ったようですが、とてもいいと思います。経済はいざしらず政治のことで日本の存在感はヨーロッパでは非常に薄いのですから、日本の政治のトップがでかかていって自分が必要とされてないことを、実感するのはこれからの政権運営でもとても良いでしょう。
ヨーロッパには日本文化のファンはいても日本政治のファンなどまずいないでしょうし、痛みも痒みもない存在でしょうから。それに引き替えロシアの存在感というか、いまや産油国の存在感はかなり強烈でしょう。頭はそっちに行ってるはずです。
日本のほうでも、日本の会社がずいぶんひどい目にあってるのですが、あまりそれに対する怒りはないようです。ロシアと聞いたら、あきらめですか。本当はそんなことはないと思うのですが。
鈴木宗男氏と佐藤優氏を失ったのが大きいのでしょうか。
たぶんヨーロッパのほうでは、ロシアの石油とそれにトルコのEU加入をどうするかとか、それで頭がいっぱいでしょう。日本とドイツの常任理事国入りとか、いまやカビの生えた懸案事項ていどでしょうか、そんな程度の関心でしょう。
しかし、平和日本という観点からはそれでいいのでしょう、盛んに文化交流するのがいちばんいいのでしょう。
ただ、北朝鮮拉致問題などは、ヨーロッパの応援を得ることはまず無理で、何とか自前の力で決着せざるをえないことを首相も実感されているのではないでしょうか。