リセットのための廃棄

ラボの移転先が決まりました。なんと、隣の建物になりました。そこの4階と地下にスペースを頂けることになりました。いまのスペースよりは狭くなりますが、ともあれほんとうに大変ありがたいことです。
一部は現在動物飼育室として利用中なので、臭いを解決する必要がありますが、近くなのでホッとしました。ただ、われわれだけのグループなので、周囲は文系の方々なので、窮極の孤独というか孤立というか、そんな状況になってしまいますが、致し方ありません。わたくし的には、ありがたいことです。ラボメンバーには悪いのですが。

K君をトップに移転プランニングは始まっています。大ジグソーパズルというおもむきです。どう、いまある家財道具というか研究設備とひとびとを、この空間に入れるのか、スリリングと言うか、難しい問いに答える作業です。でもうまくいくでしょう。たぶん。
わたくしは、自分のオフイスは畳2畳分あれば充分と言っています。
移転までに、そのための大胆かつ窮極のスリム化が必要です。
一日十分 書類かたづけ、という目の前の標語ですが、実行を始めています。
ある意味、ほとんどすべてを捨てるのに近いので、気が楽です。
わたくし的な、貴重品のみを残す作業です。
一部は、自宅に持っていってもいいのですが、それをやると結局肥大化のもとなので、思い切ろうと思っています。

わたくしの30代から残していた膨大な手紙などのコレクションも、捨てることに決めました。記録的な価値は相当にあるとある時期までは自負しておもっていましたが、まあいいでしょう。いちどファイル化したりもしたのですが、みんなきれいさっぱり廃棄しょうとおもいます。
現役生活を大切にしようと思うと、最後は包丁だけあればいいという、料理人のような心境になる必要がありそうです。
過去の歴史のようなものをきれいさっぱり捨て去ったら、また気分良くリセットできるかもしれません。
記録がなかなか残りにくいのはつまりこういうことなのだな、と思う次第でもあるのですが。

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