またまた柳沢大臣が苦境に陥ってるようです。
これなら、大丈夫と本人が思われた「若者は『結婚して子供を2人以上持ちたい』という健全な状況にいる」という発言が、「子供を1人しか作れない人々は不健全と言わんばかりの発言だ」と野党から追及されています。
この人は、奥さんのきびしい言葉によると、朴念仁のように真面目なひとだし、家族思いの愛情深い人だけれども、言葉になるとどうしょうもないようなことをいってしまうところがあって、例の産む機械は家族からも総スカンだったということです。
この柳沢さんという人は、金融とかは一流の政治家かもしれませんが、人々の気持ちとか生きがいとか、家族のきずなとか、そういう柔らかい人事一般はからきし駄目だということが歴然としてきました。
このひとを厚労大臣にした首相の任命の責任が日増しに追及されて行く状況だと思いました。柳沢大臣は自由にしやべれば、これからも失言の連鎖に陥るでしょう。官僚の書いた原稿しかよめない大臣になるのでしょう。
柳沢大臣には、前回は「母性」という言葉を謹呈しましたが、今回は「子供は天からの授かりもの」、というだれでも知っている言葉をもうしあげたいと思います。
子供は欲しくてもできないこともあるし、欲しくなくても出来てしまうことがある。
不器用な政治家はこのような人生の機微に属することは黙しているのが賢明でしょう。子供がふたりいるのが健全などというのは、まったくの余計なおせっかいだし、いわんや家庭にかかわることで、立法や行政で甚大な権力をもつ厚労大臣は決して口にすべきではないでしょう。ひとびとの願いをかなえるうえで、助けになるようなことを考えるのが政治家なのに、子供ふたりを持とうとする若者を増やそうなどと考えているとしたら、言語道断です。
なにしろ一日も早く、大臣をおやめになるのがいいとおもうのですが、首相の任命責任問題が出てくるので、なんとしてでもこの機会には辞任させないのでしょう。
安倍首相はだんだんというか。もうかなり落ち目になるのでしょうか。残念な気がします。官房長官の人間味がまったく感じられないのも、困ったものです。
米国が北朝鮮とどのような関係を作ろうとしているのか、まもなく明らかになるのでしょうが、それもまた安倍内閣に打撃になるようなことがあるのかもしれません。安倍内閣の次を考えざるをえない状況になると、なんか政情不安というイメージがでてきます。