講演ダブルヘッダー、HbA1C値

明日から3連休ですか。妻はきょう日帰りで東京ですが、帰りの新幹線切符がなかなか取れませんでした。

来週東京で、同じ日にダブルの講演をします。
研究不正というか、研究倫理にかんしてのものと、本来の研究であるセントロメア・動原体の普遍的なしくみ、についてです。どうなりますか。
準備といっても、研究不正のほうのはなしは、それなりに、長年準備してるようなものですから、話す材料はいくらでもあります。どこを切り出して、提示するかです。聴衆次第で、違ってくるのでしょう。鐘のように、叩かれたら音が出るような面も、この問題についてはあります。

次の日には、京都に戻って、ジャーナル関係での会合もありましして、週半ばは忙しくなります。本当は、連休明けに学術会議の部会や、他の会議もあるのですが。

しかし、いまの日本、捏造、盗用、偽作贋作に関する報道が多いです。
相撲の八百長疑惑もそのようなものの一つかもしれません。ほんとだったら、相撲ファンはほんとに困るのですが。そのあたり、プロレスとは違います。
そういえば、新聞の写真キャプションの他紙からの盗用事件で、つい分きびしい処分を内部的に朝日新聞でやったようですね。厳しいな、と処分内容をみてわたくしは思いました。
社会が過激な罰則を要求する方向に向かうのでなく、このようなことがなるべく起きない社会的な環境というか、状況が作っていけるといいのですが。現場には直接関係のない、社長のクビを切って、溜飲をさげるなど、一過性の効果しか無く、ほとんど意味が無いと思うのです。

昨日、京大病院で2か月に一度の診察を受けました。あさに採血と尿の検査があり、午後の始めにA医師の診察を受けました。
HbA1C値は6.1%でした。
これはグリコヘモグロビンともいいまして、ブドウ糖と結びついたヘモグロビン量で、現時点より過去1〜1.5ヶ月間の平均血糖値を反映しているもので、糖尿病の治療コントロールの良否判断にはかかせない検査なのでして、正常値は4.4-5.8%とあります。
わたくしは、昨年の10月が6.8%,12月が6.5%でしたので、きわめて順調の低下となるのだと思います。A先生は5.8を目指しましょうと、言ってくれました。
アミラーゼの阻害剤を飲んでますから、その効果もあるのでしょう。
50才頃には7.0の年も何度かありましたので、個人的にはかなりの達成感、感慨のあるものです。他人にはつまらないものでしょうが、本人にはこれを下げるべく多大な努力をするものなのです。糖尿病患者およびその予備軍にとっては、常に気になる値なのです。血糖値は一日でも大きく変動しますから、個人でも測れるのですが、その評価は専門医でないとしにくいでしょうが、このHbA1は1−1.5か月の平均値として出てくるので、素人でも分かりやすい、指標です。
とりあえず、気を良くしましたので、次の2か月また気をゆるめずに、頑張りましょう。要するに、運動を沢山するのがいいと言うことはよく分かってきました。長年の運動不足が糖尿病を宣告された原因なのははっきりしています。
糖尿病は、運動不足病とか肥満病のひとつなのでしょう。肥満といっても、アメリカで見かける肥満と全然異なって、ちょっと肥えてる程度でも、日本人の場合、長年の運動不足と結びつけば、立派な糖尿病になる素質を持つ人たちが沢山いるのでしょう。わたくしも、そのひとりなのでした。

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