世界的長者のすくない日本

読売にでていたニュースですが、資産10億ドル(約1171億円)を上回る世界の富豪の数は946人で、このうち日本人は前年より3人少ない24人。インドは前年の24人から36人に増え、日本を抜いて「アジア首位」となった、そうです。また、中国(香港を除く)も前年の8人から20人に増えた、そうです。世界第2位の経済大国とはいえ、世界的な長者は非常に少ないようです。

日本人首位は孫正義・ソフトバンク社長で、58億ドル(約6800億円)で世界129位とか。世界一位は、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が資産560億ドル(約6兆5620億円)で13年連続で1位なのだそうです。2位は米投資家のウォーレン・バフェット氏で520億ドル(約6兆930億円)とか。これを見て何を感じるかですが、日本は社会体制が、世界的長者が生まれにくいというか、生まれそうになると、そうならないように富豪自体が努力する傾向があるのではないでしょうか。出る釘は打たれるとか。犯罪に巻き込まれるとか。またそんな長者になっても、そもそも日本ではやっかまれても、だれからも尊敬されない、というような傾向があります。

1987年に世界1位だった旧コクドの堤義明元会長は番付から外れたそうですが、それよりも彼の晩年の無残な状態をみればだれも羨ましいとは思わないでしょう。
もうすぐ判決のある堀江氏とか村上氏とか、急速にお金持ちになった人達が逮捕される可能性は日本はかなり高いのではないでしょうか。
額に汗する人間からみたら、世界的長者はいない方がありがたい社会なのでしょうか。なんとなく、つまらないというか、夢がない社会という感じもあります。

でも、松坂投手はアメリカに、日米親善にいったのでもなく、やはり実力をためしつつ、なおかつやはり高額の収入を求めていたことも確かでしょう。でも、お金のことは違和感を持って語られたくらいですから、どう考えても、かれがお金を求めていったとは、言ってはいけないのでしょう。
世界的長者は日本では居心地は大変悪いのではないか、と思われます。

ですから、格差社会とはいえ、日本の格差はまだまだ非常に小さいのでしょう。インドや米国と比べたらですが。
中国はこれからどれくらい世界的富豪がでるのか、興味があります。途方もない富豪が沢山出そうでなおかつそれを誇示すると思うのですが、それでもなおかつ毛沢東を国父として、共産社会をめざすなどと言い続けるのでしょうか。

ところで、日本人の世界的富豪の作った家など見たことありません。孫さんはどんな家に住んでるのでしょうか、それからサントリーの創業者はどんな家に住んでるのか、やはり興味はあります。それとも日本の富豪はわたくしの思いもよらないお金の使い方をしているのでしょうか。

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