松坂投手の仏頂面、堀江氏の有罪判決、大きく問題をとらえる

ニュースでの松坂投手の不本意な顔が印象的でした。
かれは、いろんな球を試して、この球を投げると下位打線でもしっかりホームランを打たれるとわかったので、たいへんためになったと言ってるのに、失投でしたね、二本もホームランを打たれてしまって、という調子のメディアからの質問を受けて、日本の新聞にどういう見出しで報道されるか、分かったのでしょう。
気にしなけりゃいいのでしょうが、意識して高い球を投げたのに、失投で失点といわれれば楽しくないでしょう。そういう顔でした。

堀江氏のインタビュー記事を見ました。判決の数日前に、昨年には新聞としてもあれだけこっぴどく叩いた後の、口直しというか、バランスをとるために、かれにやや同情的な記事を書いておくのでしょう。しかし、起訴されたら99%は有罪判決という厳然とした日本の裁判結果があるのですから、まさに9割9分有罪となるのでしょう。
何かの犠牲者、気の毒な感じはわたくしはかなり持ってますが、経済の先生に言わせれば、極悪なのだそうです。経済の世界の極悪というのが、ピンとこないわたくしが頭が悪いのでしょうが。
日本では検察に目を付けられたら逃げるのは、困難という例証とおもっています。たぶん、裁判官が決めるであろう、有罪の度合いだけが興味をもてるケースなのでしょうか。
しばらく前にどこかでよんだ、角川春樹氏のインタビュー記事でも、かれは堀江氏もさっさと有罪を認めた方が本人にとっても時間の無駄がなくてずっといいのに、と言ってました。角川氏もかなり長期服役していたのですね。堀江氏の服役が99%確実ならば、それを前提に現在、マスコミも記事を準備しているのでしょうか。
うっとうしいことですね。記事を書く方も、読む方も。でもたぶん最高裁までいくであろう、本人がいちばんうっとうしいのでしょうが。

インドからきているR君の研究がだんだん面白くなってきました。かれもだんだんに熱のこもった顔つきになってきました。いい感じです。ゆっくりしたペースですが、本人の問題へのアプローチが日増しに深く熱くなってきている感じです。R君の人間性がいい意味で出てきています。問題への没頭,傾倒ぶりがたいへん正統的というかまっすぐで好感がもてます。
日本の教育は、このような感じで研究をしながら発展していく人間性をあまり作ってない感じです。日本の教育は、熱しやすく冷めやすい、短期間興味をもつが持続できない興味の持ち方の優等生や秀才を沢山作ってきたようにおもっています。
R君は、かつてシンガポールからきたC君ともどこか似ているのは、興味の持ち方がどこか根源的な問題とつながりを無意識にでも持たせているような感じがあります。
ようするに、ひとたび興味を持ち出すと長続きするのです。そして、興味を自分の本当の興味として引き寄せることができるのですね。
つまりひとことでいうと、ゆっくりと大きな問題を引き寄せることができる、教育のバックを持ってる人達が、科学の世界ではより幸せな人生をおくれるようにおもいます。

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