これから日本はどうなる その3 拝金派と嫌金派とオタク

朝早くに家をでてホテルで朝食を知人ととりました。
そのあと、帰りは御所の中を通って来たら、満開の桜が見られました。
今日は一般公開で御所の中へ入っていく人達がたくさんいましたが、そのあたりはまだ朝9時頃なので閑散としており、その美しさにほれぼれしました。

昼に英国出版社のかなり偉い人が来ました。UさんOさんと一緒に昼飯を食べました。百万遍のそばのお好み焼きのNへいきました。日本にはなんども来ているようですが、お好み焼きは初めてのようで、おいしいおいしいといって喜んでいました。

午後にとつぜん施設部関係のかたがた大勢来られました。理事も研究科長もです。
どうなりますか。
まないたの鯉ですから。どうにでも料理してほしいとおもっています。

日本はどうなるか、しばらく書いてませんでしたが、最初にかいたとおり日本では多くのことがらで「国論」が二分されていくだろうと書きましたが、お金についてもそうなのではないでしょうか。
拝金この意味ははっきりしていますが、その反対はなにか嫌金とでもいってみましょうか。これからの日本、拝金30%、嫌金30%、どちらでもないひとたち30%こんな風になるだろうとわたくしは予測します。
これは、もしそうなら、世界的にすごいことです。どこの国も経済的に目覚めたら多く拝金になるのに、日本はそれに背を向けるかどうでもいいと思っている人達が沢山いることです。
どうしてそんなことが起きるのか。
例の「品格」の本を愛読するひとたちには「嫌金派」がおおいでしょう。
わたくしは、日本には「オタク」がおおいのと拝金が少ないのは無関係ではないと思っています。
オタクの人達は拝金ではなくて、また嫌金でもなく、たぶん相対的に金無関心の人たちが多いのかもしれません。もちろんお金は欲しいと持ってるでしょうが、オタクを捨てるくらいなら、お金はいらない方をとるような気がします。
嫌金のひとたちもお金をいらないというのではなく、万事お金で動く社会がいやなので、生活する分お金があれば、それで自己実現ができるのなら、それでいいと思っている人達です。こちらの人達はオタクのひとほど確信はしてないかもしれませんが、かなりのひとがお金中心はいやだとおもってるはずです。
日本のすごい点は、お金のある人たちが、どうだすごいだろうと見せびらかせない社会的雰囲気が濃厚にあることです。その点で日本に似ているのはインドです。後はどこの国もお金のある人は見え見えです。古き良き米国には富豪ほど質素に暮らす美風がありましたが、いまはたとえいても多数派に負けてかき消えています。

拝金のひとたちはその思想をほとんど確信していますから、その確信度に対して、嫌金派やオタクの人達の生活信条の確信度はひくいかもしれません。

これからの日本、どうなるか、わたくしは嫌金派とオタク層の確信度は増すと思います。その理由は結局東京が拝金者の中心センターの役割を果たしているのですが、今後東京人の生活ぶりをみても可哀相なくらい貧弱な実質しかないことが徐々に分かっていくはずだからです。
たとえば東京首都圏とわたくしが住むこの大津市あたりでは同一の土地と家を手にしようとすると4,5倍の資金の違いがあります。東京では拝金的にならないと最低限の未来の夢も達成できないように見えます。
つまり、ものすごくおおざっぱにいって、首都圏「拝金的」、地方「嫌金的」という図式で未来を予測し、両地域に生息するオタクの人達が未来において重要な役割を演じるというのが、日本はこれからどうなる、のわたくしの持つ、一つの図式です。

ところで、外国からやってくる、日本についての消息通が「日本はいいですねえ、オタクが沢山いて」というのをリアルに感じることができますか?
わたくしは感じられます。

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