分子生物学会の危機、疲れた米国修学旅行生

きのうはユニットのみなさんが食事時に、ケーキで誕生祝いをしていただきました。
元気が良すぎて、ローソクを吹き消すのが早過ぎて写真が撮れなかったようです。二度もローソクに火をつけたのに、申し訳ない。このレストランは北中城にあって、眺めもよかったです。

ホテルに戻ると、巨漢の米国の若者が電話のまえで何人もたむろしていました。その時は分からなかったのですが、国に電話しようとしていたのだとおもいます。
わたくしと同じ階で、廊下ではがやがや大声が聞こえましたが、朝の食事時はおそろしく静かでした。全員、椅子に普通に座らなくて、半座りというのでしょうか、寝そべったような座り方で、6,7人いても音声がまったく聞こえず、そのうえ一人残らす、巨漢です。見た目にかなり疲れ果ててる感じ。
ホテルを出るときにも玄関のところでまたまた彼等がへたり込んでいるので、ホテルの女性にあの子達はなに?と聞くと、ああ米国からの修学旅行生ですよ、とのこと。疲れてるね、といったら、時差ボケじゃないですか、という返事でした。ちょっとひどく疲れているように見えたのが気になりました。

先日の分子生物学会の評議員会、わたくしが出たあとでの議論やその結果などについて、ある人が、これは学会にとって深刻な危機ではないですか、といってきました。わたくしは、その場にいないのでどうなのかわからないし、聞いたことをそのままここに書くわけにはいきませんが、危機はチャンスとずっと考えてきたわたくしにとっては、これまではっきり見えなかった危機が顕在化したのだとおもえました。

学会の存在による恩恵は、参加も発言もしなくてもいつまでも維持できると思ってきた人達にはショックかもしれませんが。それから世の中にはいろんなやり方をする人達がいることを学ぶだけでも、いい教育でしょう。
危機とおもうどころか喜んでいる人達も相当いることは間違いないので、そこのところも含めて、路線の違いが顕在化して、むしろ学会の健全化にむかえば結構なことです。

人ごとのようですが、わたくしも66才ですから、いまの置かれた立場では、自分の研究の現場のこと以外に強い関心を持てといわれても、それは無理なのです。
ノンシャラン、という言葉ありますね。まさにあれです。

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