力仕事の論文書き、フランス大統領選

激しい雨の一日でした。
昼過ぎに新しい耕地(下の畑と呼ぶことにしました)の最後の作業をすませて連休も終わりました。
ずいぶん、ながいことラボに行きませんでした。
この連休は頭より体のほうがハードワークな休日でした。
論文は一つがかたちをなしましたが、どうも結局力仕事的な論文書きになってしまいまして、これが不満です。データが不満というのではなく、しかたのないことなのですが、わたくしがいくら努力しても力仕事的な論文書きにしかならなかったことです。
力仕事でないのはどういうのかといいますと、書いてる途中であきらかに異なった次元に入っていけるようなものです。そういうものは創作という感があります。創作とはフィクションでなく、概念的な進展があるようなことです。
力仕事はやはり予想通りの範囲の仕事になってしまってるのです。データというか素材はそこそこなのですが、どこか創作的なものに飛躍する契機のあるデータをわたくしとしては見つけることが出来なかったのです。
もうひとつの論文のほうは、なにも出来ずに連休が終わってしまいました。こちらもいまのところ、論文書きは力仕事になりそうです。

フランスの大統領選決選投票がもうすこしで結果が分かるようです。右派のサルコジ氏の当選が確実視されているようです。
わたくしは日本が一番関心をもつべきことはフランスではいかにして85%という投票率が得られるのかという点です。つまり政治的な関心がそこまで高いという事実にたいして日本人は関心をもつことが大切だと思います。フランスの政治が日本よりはるかに良いということはないはずなので、どうしてそのような高い投票率が国政のレベルでの選挙でおきるのか、日本人とどこがどう違うのかそこを明確に認識することが肝要だとおもうのです。わたくしは個人的にはフランス人は日本人より圧倒的に政治に関心があると思います。しかし、だからといってずっと優れた政治があるともいえないのです。日本ではまだまだ官僚組織がしっかりしているからです。フランスも官僚国家ですが、日本と比べてどうでしょうか。わたくしは、日本の官僚制度のほうがずっといいのではないかとひそかに思っています。
日本の官僚制度がもしも崩壊したらどうなるのか、政治に関心が低い日本国民はどのような目にあうのか、そのあたりの予想はあまりされてないのは、たぶん日本人のだれもがどんなにバッシングしても日本の官僚制度は存在し続けるとおもっているのでしょうか。
国民投票をすると、投票率が非常に上がることがあるかもしれないとおもいます。なにについての投票にもちろん依存するでしょうが。

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