きのう抜歯しましたので、きょうも消毒が必要で百万遍近くまで朝いって、すぐ戻って比良のほうに来ています。
このあいだの強風の影響はどうかと見たのですが、新耕地の畑も目立った被害は無いようでしたがでもやはり苗が数本折れていました。残念。
と、たいしたこと無いと思っていたら、目の前の柳の木の二本の大枝のうち一本が見事にぼっきり折れているのに気がつきました。この木にとっては悲劇的で、器量よしだったのに、半分がおれてしまってちょっと無様な木になってしまいました。折れたのがだいぶ上のほうなので、しかたなくはしごで登って、切りました。
それから、忙しく、行ったり来たりしながら、暗くなるまで働きました。
妻が読んだらといって、わたくしに渡された本が、「糖尿病は薬なしで治せる」(渡邊昌著、角川書店)でした。
ざっとよんだのですが、たいへん啓発されました。
著者は医師なので、糖尿病医療の限界を良く理解しているようです。
ご本人が糖尿病になっても、医師に頼らず、自分で考えて決めて、薬を飲まずに、運動と食事で実質的に糖尿病を克服した生活を送っている方です。
専門は疫学ということなので、糖尿病を見る目がわたくしにもたいへん分かりやすかったことでした。特に血糖値が高くて、合併症が出てなければ、高血糖症と呼ぶべきなどはわたくしも最初から違和感を感じていたところでした。
一番面白いと感じたのは、この著者のかたが一日に数え切れないくらい血糖値を測って、自分の血糖値の癖を理解しようとしている点でした。そして、現在の患者(境界型も含めて)たちが、薬を飲むことによって、徐々に自らの糖尿病を悪化して、合併症を起こして、本当の糖尿病になってしまう経過がかなり説得力のあるかたちで説明されています。
内容的には割合難しいと思いますが、自分で自分の糖尿病を治そうと努力している人なら、読んでかなり意義があると思われます。
わたくしも血糖値を測っていましたが、この著者のようにやるのも面白いとおもい、同じように、食前、食後すぐ、など一日になんども測ってみましたら、一つ分かったことがありました。
つまり、わたくしの体は朝のうちは食後、血糖値をかなりきちんと低下出来るのですが、昼飯のあとはかなり悪いのでした。つまり、まったく同じものを食べても、朝食後2時間のあとの血糖値はほぼ正常ですが、昼食後はちょっとびっくりするくらい高い血糖値でした。これは驚きでもありましたが、分かるとうなずけるものがあります。
朝食を朝7時前に食べ始めて、昼食を12時過ぎにとるようにたっぷり時間をおいてもそうなので、睡眠後のわたくしの体は、血糖値の処理能力は高い、これはどうも結論づけても良さそうです。しかし、問題は昼食後です。いっそのこと、昼食をとらないというのもあるかもしれませんが、それでなくても体重が減りすぎて困ってるので、これ以上体重は減らしたくありません。たぶん、昼食後に1−2時間後に運動をたっぷりすればいいのでしょう。わたくしの職業が座業というのがどうも、まずいのでした。
わたくしはやはり日本の農民的な体質を持ってるのがよく分かりました。頭よりも体をつかう。日の高いうちに体をどんどん動かす、本来そういう人生を送るべきだったのか、と感じた次第です。
話しがそれましたが、糖尿病は難しい病気であることがこの本を読んでもよくわかります。またひとりひとり病態も違うのだなとおもいました。生活習慣病の特徴なのでしょうか。