激しい雨、心配な苗、研究室で作った抗体、立て看

朝から激しい雨です。土曜午後から九州のほうに用事がありますので、週末の畑仕事ができなくて気になっていました。それで、午後早めに帰宅して比良まできたものの、雨がひどくてたいしたことは何もできません。雨に打たれると弱い苗がありますので、気になってじっと弱々しくなった苗をみても何もできません。水田跡の新耕地は水はけがものすごく悪い(あたりまえですが、というか非常に優秀な水田だったらしい)ので、水たまりができています。ちょっと作物のいくつかは駄目かなと、弱気になりました。

雨が激しすぎるので、諦めて論文書きのほうを続けました。沖縄と京都というか、京都在住のG0メンバーも一緒の仕事で、ようやくかたちになってきました。
それなりに面白いのですが、これは競争のまっただ中というか、はっきり言ってわれわれは後発のテーマなので無理せずにどこかに出せればいいのでしょう。しかし、やはりだいぶ時間をかけてデータも出して、論文も書いていれば情がでてきて、いいところで発表したくなるのが常なので、その誘惑を断ち切らねばなりません。

お昼頃にはIさんがおいでになりました。いろいろな話しをしました。ぜひ比良のほうにも遊びにくるように招待をしました。

きょうはいろいろな類のメールが多くて対応が大変でした。インタビュー記事のもあるのですが、ちょっとスケジュール的にきびしいな、という感じです。あとA君の大変な努力による準備で、研究室で作った抗体の一部をS先生が作った新会社に送りました。抗体を希望者に送るのはほんとに面倒なので、助かります。もしも、すこしでもお金になるのなら、バイオリゾースのセンターの方に寄付する予定です。プラスミドのほうも、Hさんに準備して貰って、一部をやはりバイオリゾースのセンターの方に寄贈するよていです。
米国の研究者から、Genes to Cellsに投稿したいとのこと、なかなか米国も厳しい状況があるので、こちらにはありがたいことです。

きのうは忙しくて書けなかったのですが、農学研究科の院生の立て看板のなかに、再度の仮移転に反対し、移転作業にはいっさい協力しないという文章がありました。当然の気持とは理解しますが、作戦としてベストかな、とおもいました。これは本来一緒になって当局に向かうべき教員との距離を拡大してしまうような面があります。
むかしといってもいま50才くらいの教授が院生の頃に「タヌキ運動」とかいうものがあって、なかなか秀逸な当局にたいする情宣活動をしていました。やはり情報がいちばん大切なのでしょう。わたくしもいい考えがあればアドバイスしたいのですが、これというのがありません。大学の住人のおおかたの理解と支持をえることが大切でしょう。そういう点、この立て看をよんでいる通行人が一人もまだ見たことがないのはどうも残念です。
やはり立て看は分かりやすく、なおかつ何か面白みがないと。
ただ秘書のSさんはわざわざ見に行って、説得力のある文章で感心しました、とメールで書いてきました。

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