コペンハーゲンにて

ヨーロッパに入るのにフィンランド航空を使うのは今回が初めてでしたが、到着までの時間がだいぶ短い(10時間程度か)ので快適でした。サービスもよい方でしょう。ヘルシンキの空港ビルは国土の広さのわりに狭小なかんじでした。気になったのは空港での男性客の振るまいがなんとなくあらい印象がありました。不作法というようなものではないのですが、日本の男性ともどこか一脈通じるものがあり、周りを気にしないで好きに行動する雰囲気を感じました。よもやアジア系の血筋があるためとは思いたくありませんが。
まったく予想外だったのは、コペンハーゲンがこの時期ここまで暑いことでした。直射日光に当たっているとかなり疲れるような暑さです。ホテルの部屋は冷房がないのと直射日光がもろに刺す部屋で午前中から暑くなってかないません。
外で日陰にいれば涼風があってさわやかなのですが、予想外でした。長袖シャツなど来ている人はいません。短パンの人達も多いです。どうも毎年こんなものなのか分かりませんが、冷房のない都市生活に久しぶりに出会って慣れるのにすこし時間がかかりそうです。タバコを吸う人が案外多いのにも気がつきました。
ホテルの部屋でコーヒーやお茶を飲むのにロイヤルコペンハーゲンのカップをひとつ買いました。さっそく使うつもりです。
きょうは午後から学会の登録があり、夕方からシティホールでレセプションがあり、8時までに講演会場に移って、セッションがあり、最後にわたくしはしゃべります。
この国際会議は3年に一度ありまして、沢山の知己が集まりますので、みなさんに会うのが楽しみです。
発表の準備もできましたので、のんびりした気分になりました。
それで、町の中心まで歩きました。この時期当たり前でしょうが、観光客が非常におおい印象です。George Jensenとかいう店が有名だと妻に言われて中を見ましたが、わたくしにはまったく不得手な分野の商品で早々に退散しました。すぐとなりのRoyal Copenhagenはわたくしには親しみ深いものでした。
前回きたのは3,4年前だと思うのですが、印象が異なります。前回泊まったホテルが1ブロックしか離れてないことにも気がつきました。そこのあたりはほとんど変わっていません。前回のホテルの宿泊者はほとんどがデンマークの人達(らしい)でしたが、今回のホテルはほとんどが英語をしゃべる外国人客で、そのあたりが、今回のこの町での滞在が違った印象をもつ理由なのかもしれません。

日本の円がユーロに対して購買力は非常に弱いので、アンティークとかいう看板を見ても中に入る気がしません。
輸出にはいいのでしょうが、日本人旅行者にはこの円の弱さはどうも情けないことです。このホテルもこんなホテルという程度なのに、わたくしが国内でかつて支払ったことのない金額を払っています。これもみな通貨の価値のもたらす効果なのでしょうか。

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