オーストラリアの先入観というか偏見はなんとなくおおざっぱな国、でも元気がよくて善意が満ちている、こんな感じですが、やはりだいたい当たっている感じです。
お隣のニュージーランドは気にしやさんですこし屈折していてでも善意はいっぱいある、こんな先入観というか、偏見をわたくしは持っています。
関空から乗ったジェットスターという飛行機はいままで乗った中でも国際線としてはもっとも粗末な食事を食べさせられましたが、でも不思議に腹はたちませんでした。なんとなくやはりそうか経費削減をオーストラリア的にするとこうなるのか、という感想です。またオーストラリアは意外に近いという印象です。時差もないし、寒さも思ったほどでないし、やはり楽です。
ブリスベーンの飛行機からみた海の景色はリゾートそのもので沢山の観光客が来ていることが容易に推測できます。ここでの乗り換えは意外に時間がかかって、その時の航空会社カウンターや切符きりのお兄さんの説明を聞いてみると、ここでもおおざっぱな印象は強まりました。でも予想通りなので、慌てることはありません。メルボルンでもなかなか荷物が出てきませんでしたが、それでも予想どおりと考えるようにしていました。
昼過ぎにホテルにつきました。
レセプションでいまシステムが壊れてチェックイン業務ができませんと、言うのを聞いてかなりむっとして、わたくしはそれでは困るのだときつい口調でいったら、隣のほうにたっていたお兄さんがさっそくというか慌てて対応してくれて、部屋に入れてくれました。おとなしくしていたら、すくなくとも一時間はロビーで待たされたでしょう。このデリカシーはアメリカではまったくないもので、オーストラリアはやはりヨーロッパ的というかアジア的なのだと納得しました。これまでオーストラリアは米国的と言っていたのですが。
会議場はホテルに附設されているというか、会議場のためにこのホテルができているみたいですので、大変便利。さっそく話しを聞きにいって、自分が講演する部屋も偵察して、様子をつかみ、夕方からのポスターセッションでいろいろな人達に会いました。
自分の講演は明後日かと誤って思っていたのが明日の午後とわかったので、今日はおとなしく部屋に戻って準備に集中しようと思いました。
なお防衛大臣の失言が話題になっていますが、首相が強く叱責した程度ではいけないとおもいます。
わたくしがこの久間というかたの知ったかぶりの講演要旨を読んで思ったことは、これこそ(つまり広島、長崎に原爆をおとしたのはしかたがないというもの)が米国の言い訳そのものなのに、それを日本の防衛大臣がおおやけの講演会でいうなど、まさに米国の人形国家の防衛大臣の面目躍如で、それだけでも安倍首相は即刻罷免すべきです。米国の言い訳の、代弁者などそのような役割を自ら買って出るのが日本国の防衛大臣など絶対にあってはいけないことでしょう。