早朝に雨、また夕方に雨が降り出して、なんとラッキーと思った次第。水やりが二回とも必要ありませんでした。
それで、早朝に2時間と夕方に1.5時間机に向かって仕事をして、あとは家族的にすごしました。息子たちは仕事がいそがしいのと外国旅行とかで来ませんが、娘と孫達がきてくれます。義務的な面もすこしはあるでしょうが、田舎というかそれに祖父母とのつきあいは子供の情操にもいいだろうとおもってくれるのだとおもってます。きょうは水あそびを中心にとおもったのですが、琵琶湖は波が幼児には高くて、川のほうに変えました。滝をみて冷たい山の川の水にひたって大喜びでした。
そのあとはわたくしもつい1時間ほど家で昼寝をしてしまいました。
日本の富裕層はどういう人達かについての本(富裕層の財布 三浦展著 プレジデント社)をさらっと読みました。この著者は「下流社会」という本も書いた人でマーケット関係のかたですが、わたくしは前の本ではじめて日本社会の「格差」についてリアルに理解出来た気がしたのですが、この本ではお金持ちの人達のほんなので、白ける部分も相当箇所あるのですが、やはり面白いといわざるをえません。この著者には健全なシニシズムとユーモアがあるので、そうでなければ日本の富裕層などどうでもよくなるので、興味がつづきません。しかし、結局医師(歯科医師も)、弁護士、会計士、パチンコ、ゲーム店などの起業経営者などが富裕者(年収3000万以上、もしくは金融資産1億円以上)の代表例と聞けばさぞそうでしょうね、相づちをうちたくなります。そして、かれらが金はあるけれども時間がなく、精神的にも文化的にも満足度がかなり低い生活を送ってるらしいと聞けば、そうだろうと膝まで打つ人が多いかもしれません。
しかし、著者が冷静に記しているように、こういう人達が下流社会の層と同様に日本社会を変えていく力を持ってることも冷静に認める必要があるのです。なにしろこういう日本の社会のごくわずかな人達が200兆円以上の資産を持ってるのですから。一ヶ月のお小遣いも200万円以上とか。
いま自民党が大敗の後でいろいろうごめいていまして、マスコミもそれらを逐次おっかけているようですが、でてくる登場人物も大半はこの富裕層に属している(たぶん)のでしょう。しかも二代目、三代目なのですから、これらの登場人物達がやろうとする政治をお金のあまりない人達が強く支持するのだったら日本の未来は本当に暗いと言わざるをえない、のでしょう。
人気失墜のあとの安倍首相は平静を示していますが、それは周囲からますます強固なボンボン内閣を作るように要請をされているので、すっかり安心しきってているのでしょうか。
しかし代わりの民主党は、人相はそうみえないけれども小沢代表ももちろん鳩山幹事長もボンボンだし、日本国民が政治を家業にして富裕層にのしあがった一族のボンボン二代目、三代目連中を政治屋にしていたツケがここにきて回ってきた感じです。
安倍首相の最大の功績は、このボンボン政治がいかに弱くて外国にまったく通用しないかを、身をもって国民に警告する存在となった感があるからです。わたくしは安倍首相の理想主義もわかるので、彼を誹謗するためにこんなことを書いているのではまったくありません。彼に一刻も早く辞めてもらうのがまさに「国益」と、信じます。
この政治における生活習慣病は日本においてとことん深刻になってきたのかな、とおもいます。この生活習慣病は国民に災いをもたらすのだし、合併症がでるまでは結構普通の生活ができるので、難しい病でしょう。
いま狂言回しをしようとする森元首相(もちろん彼もボンボンで富裕層でしょう)は心身共にそういう社会的習慣病を具現化してるみたいです。
ちらちら見える福田氏(元首相の子供、冴えなかったはずなのですが)、それに正面から見えるアルツハイマー失言の麻生氏、どれもこれも富裕層プラスボンボンなのですから、非ボンボンはいないのか、ヤーイと大声をあげたくなるのですが。
でも出てくると最近ではむねおハウスとか昔ではロッキードとか検察にやられますので、怖いのです。
小池さんが出てきてますが、よほど身辺をきちんとしておかないといけないのでしょう。もうすでに人事問題がきな臭くなっています。日本社会のボンボン富裕層は都合良く利用してぽいかもしれません。利益を守る面での集団として、侮ってはいけないのでしょう。