雷の記憶

きょうはインドからきていたRM君が奥さんとお子さんを連れて遊びに来ました。
暑い日で、子供は水遊びできますが、大人は部屋にこもって食べておしゃべりということになってしまいます。元気な幼児が三人になって大変です。帰った後で、すごい雷雨です。短時間の停電もありました。これで水やりはしないですみます。

戦争中に疎開をしたり戦後も祖父母が健在なうちは夏休みにでかけて泊まらせてもらった両親の実家は、栃木県那須郡なので、雷は名物の一つです。
ピカッと光ると同時に雷がおちます。ゴロゴロでなくて、カラカラという音で、目の前に激しい光りが炸裂しますので、かなりおどろき慌てます。裏山とか家の横にある杉の木などに落ちるようです。子供は蚊帳の中に入っていなさいと言われて、雷が遠くにいくまでじっとしたものです。そういうときに、大人から、このあいだ夕方家の廊下で風呂のあとで涼んでいた隣村の女性に雷が落ちたとか。歯の金歯におちたとか、エピソードを聞くのです。本当の話かどうか、知りません。同じ縁側にいた娘さんは無事だったとか。

ベルトのバックルに落ちる話しはよく聞きました。山登りをするようになってからです。金属製の大きなバックルをしたことはだからありません。いっとき非常に流行った、ボックス型のレフカメラに落ちて、お腹が黒こげで死んだとか、聞かされました。
それと、ピッケルくらい雷が好きなものはないので、山の稜線で雷にあったら、とりあえずピッケルは体から離して、稜線から数メートル低いところで雷が遠くにいくまでまちなさい、これは真面目に先輩から教わりました。いまでもこの比良の家で、鎌で雑草取りをしているときは、雷が近いと作業をやめるのも、このことからの連想でしょう。

山では雷ははるか遠いと思うような時に、突然至近距離で落ちるものなのだと、とこれも理屈なしで先輩から聞きました。3000メートルの標高なら地上とは違う理屈で雷が落ちるかもしれないとおもって、北アルプスの稜線では雷に非常に気をつけたものですが、いまはどうおしえられているのでしょう。
地震、雷、火事、親爺といいますが、地震、火事はいまでも怖いことは万人が認めるでしょうが、雷はいまでは関西では話題にもなりません。
でも栃木、群馬ではいまでも高位でこわがられているのでしょうか。

あしたで、わたくしの夏休みモードも終わりです。実際には、三日しかラボを休んでいませんが、すっかり夏休み気分でした。

株が大暴落ということですが、でも円高は消費者には朗報でしょう。ユーロと円のレートはどう考えてもおかしいです。1ユーロ、120円くらいでいいでしょうし、1ドルも90円くらいがなんとなく妥当ではないかとおもいます。輸出が悪くなると言いますが、輸入は楽になるので、いいことも沢山あるでしょう。株のほうの大暴落もそうひどい話しではなく、外国の投資家が単に減ってるということのようです。これもそう驚く話しではありません。

タイトルとURLをコピーしました