残暑、枝落とし、フジコ・ヘミングさん、破骨細胞

残暑きびしい、という言葉がどうもぴったりしません。酷暑が続いていいると、いうのが実感なのでしょうか。残暑にはなかなかいい季節感があったのですが、異常気象という言葉があるように、季節感がはっきりしなくなってきました。

それでもこの比良あたりでは夕方はとても涼しい風がふいて生き返ります。Mさんはこの暑い中、昼からずっとお米の刈り取りを目の前でやっています。二反くらいの水田ですが、機械をつかっても昼から夕方までかかります。Mさんと、息子さん奥さんの三人でやっていますが、Mさんより15才も若いわたくしとしても懸案の大きくなりすぎたクヌギの大枝を落とす作業をさぼるわけにはいきません。暑い中頑張って、クヌギ2本に、小木、中木などいくつかの樹木の枝を落としてだいぶスッキリしました。
この土地を手に入れた頃には小さな細い木だったクヌギはもう大木的な様相が出てきました。炭を作るための木ですから、庭木には向きませんが、わたくにはこれでいいのです。比叡山のほうでは普通の庭木がありますので、こちらは自然に近い方が合っているとおもいます。

畑のほうの収穫もまだナスやゴーヤや四角マメ、いろいろトウガラシ系がありますので、野菜には困りません。昼食をとった駅前の食堂で買ったトビウオなどを炭火焼きしてこれから食べようとおもっています。
Mさん家族も刈り取って脱穀した玄米をトラックに満載してもうご自宅に帰るようです。日没近いですが、まだまだ明るくて、晩夏のときが夕方のひとときいちばんゆったりと気分良く過ごせる時間です。

今朝最近よく聞いてる、イングリッド・フジコ・ヘミングさんのDVDでのインタビューを見ました。わたくしは、彼女の叙情的というのか情緒的なピアノの音を聞きたいと思うときがときたまあるというような軽い好みかたですが、このインタビューを見て非常に複雑な気分になりました。英語と日本語での発言と人柄の表出が非常に違うのです。
でもこのインタビューを見てよかったです。これから彼女のピアノを聞くときによリ深くなにかを感じられるかもしれません。

東大の加藤茂明教授のグループの、骨を壊す「破骨細胞」はエストロゲンが働かないようにすると増えて、骨がすかすかになり、逆に、エストロゲンを働かせると破骨細胞の数が減った。それで閉経後の女性では破骨細胞が増えて骨が弱くなるという、重要な発見が報道されました。
このあいだ大阪でお会いしたときに加藤さんに直接話しを聞いて、予備知識がありましたので、あたまにすぐ入りました。

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