けさはデパートに妻と一緒に出かけて秘書のMさんの生け花展を見に行きました。前回は6年前で妻はいったようなのですが、わたくしはいけなかったので、今回はぜひとも行くべしとというなにか空耳のような声を聞いたような気がしたものです。
本当は生け花展などといっては格式的にいけないのでしょうが、彼女の流派の特徴は「野にあるように」ということですので、華道というようなものより、素直にすっと入っていけます。どこでも見かける野の花がすっきりとディスプレーされて、たいへんリフレッシュしました。奈良にある花の寺の門主のかたが家元で、非常に小さな花をいけたのが印象的でした。Mさんのは中では大作と見受けました。
実は沢山の生け花をみているうちに、自分も花を生けたくなって(ときたま我流でやってます)、本一冊とはさみを買ってしまいました。
いよいよ耐震工事の担当業者さんも決まったようで、きょうは施設のかたたちと、最終的な打ち合わせの一歩手前の話をしました。気になる部分は沢山あるのですが、ともあれ来週の最終決着にむけてなんとかなればいいのですが。
合間をぬっての仕事ですが、なかなかはかどりにくいものです。
安倍首相の職を賭してのテロ特措法の延長というか自衛隊の参加の延長をはかりたいという、発言には驚きました。もちろん職を賭して、という部分についてで、それがうまくいかなければ首相の座に止まる気はないとか、言ったようです。しかし、それはあべこべではないかという印象です。
つまり、選挙で審判を受けた直後に、もうしばらく自分にチャンスをくれ、首相の座にしがみつく気はない、と言ったのならまだしも、ブッシュ大統領か誰かに励まされた(とみなが思ってしまう)後で、こんなことを言ってしまえば、職を賭すという発言が、審判をおろした国民に対してでなく、ブッシュ大統領に対してのように聞こえてしまうのです。
最悪のタイミングの発言です。
ボンボン首相かつあべこべ首相になってしまいました。
この発言をしているときの首相の顔をみていたら、心なしかうるうるした眼をしていたようで、おもわずこの若い宰相に同情心と同時に「しっかりしてよ」、と肩をたたきたくなりました。わたくしのような老境にはいりつつある人間にそんな感情を持たせてしまうのですから、安倍首相たぶんほんとうはひどく善良で可愛いい人なのかもしれません。
でも、やはり向いてる方向があべこべです。
誰か教えてやってくれるといいのですが。