きょうというか、あした早朝3時にサッカースイス戦があるようです。見たいと思います。今朝は、目が覚めてしまって3時半から5時半まで、デスクに向かいましたので、明朝はデスクでなく、テレビの前にすわればいいのですから、簡単です。たぶん見られるでしょう。
オシム監督わたくしは前に書いたとおり、更迭がいいとおもうのですが、しかたありません。たぶん日本チームはこれから良くても現状維持でしょう。そして監督は強くならなくとも、自分の責任はなにもないというでしょう。
名古屋大学で院入試の問題ミスとか。経過を新聞でみるといかにもありそうなはなしでした。ある問題に誤りがあるとの指摘があってそれを直したら、こんどは別な誤りが見つかってそれを直したら、元の誤りが残った問題を残してしまって、それを受験生に配布してしまったというものです。問題はこると、誤りがはいりやすいのです。適当に肩の力を抜いた問題で充分学力判定が出来るはずです。
入試は社会的行為なので、ベテランの先生が常にいる必要があります。同じ先生が毎年関わってもいいのだとおもいます。ベテランなのですから。
現役のとき、しかもまだ若い頃に、入試のTさんと呼ばれる先生がおられて、生き字引にして模範演技の出来る方なので、この方がおられれば大船に乗った気持で入試委員会におられた感じでした。かれの言うとおり、やるとおりをフォローすればちゃんといく、入試には本当にそういう先生が一人は欲しいものです。
きょうは時間の合間をみて片付けを始めたら、古い入試問題と、その答案が出てきました。院入試なので研究室に5年も6年もいてはるか昔にいなくなった懐かしい人達の答案がでてきたのでついつい見てしまいました。
ある年の入試問題です。こういういいかげんそうな問題でも非常に優秀な学生さんがちゃんと選抜できました。
A,B二問とも解答せよ。
A 一般家庭向けのある小百科事典の「細胞」の項目を書くことになった。あなたたらどのように記述するか、答案用紙1枚から1枚半程度の長さでまとめよ。
さらにあなたがこの「細胞」の項目を記述するに当たってどのような点を読者に分かってもらおうと思い強調したのかそれらの点を「記述にあたってのねらい」として簡潔にのべよ。
B あなたがいままでに深い印象を受けた生命科学者、生物科学者を一人あげ、その研究者の業績について以下の設問に答えよ。(1)研究者の名前と、どのような研究をしたのか具体的な研究の方法も含めて説明せよ。(2)その研究のどのようなところにあなたは興味を持ったのか。問題のとりあげかたか、方法のあたらしさか、研究成果の重要性か、それともそれ以外の理由か具体的に説明せよ。(3)その研究は現在はどのように発展もしくは継承されているか。(4)その研究から派生した問題をもしもあなたがこれから研究しょうとするとしたら、どのようなアプローチで研究していくか述べよ。
試験問題は、知ってる知識の範囲というか深さと広さを試すようなもんだいと、知ってる知識をとりあえず使ってもらうというのと、二種類あるとおもうのですが、これはもちろん後者のタイプです。