午後3時頃、昨日の農作業の疲れ、それに朝からの書類づくり、ラボに来てからもその続き、昼飯の消化の時間と、うとうととねむくなりました。ラボ内の音がいろいろあって、それらが一種の子守歌的効果になるのでしょうか。
目が覚めて、続きをやろうとして、ちょっとネットをみると、さすがに今日はというか、昨日から小沢ニュースがどうみてもいちばん目立ってます。各紙をみると、みなそれぞれてんでんばらばらですが、一致して小沢氏は慰留によってもかならず辞めるだろうとの、観測記事です。
小沢氏はどうもマスコミとはよほど相性が悪いのか、かれの真意を伝えようと努力している気配の記事は見たことがありません。最後は壊し屋というレッテル張りで記事は終わります。
変わった人なのでしょうが、でも天才的なある意味ボルシェビキ的な目覚ましい希有の政治家なので、もうすこし遇し方があるでしょうに。
昨日テレビでみた、コメンテーターの東大教授の軽さに驚きました。よくここまでぺらぺらと薄い紙が燃えるように、口からでまかせの政治談義ができるもんだと感心。
いっぽうで、記者会見での小沢氏の訥々とした、しかしドスのきいた、それなりに格調高い政治的発言をきいて、その格差に改めて感心。やはり彼は、学者みたいなほうが良かったのに、日本政治のひとつの背骨を作れるひとなのだろう、とおもいました。
小泉氏も小沢氏の主張をほとんどパクってやってたようだし、たいした人です。この大連立も、結局小沢氏でなく誰か別の民主党政治家が似たような事をやるのでしょうか。
独断と専行は学者なら良くても、政治家にはほんとにまずくて、小沢氏は唯一独裁政治には向いているのでしょう。しかし、民主党、この凄腕の雇われマダムの、そして心の底ではいまでも自民党的政治家の代わりがいるのでしょうか。
いま午後5時20分なのですが、まだ小沢氏の慰留が続いているようです。さすがに、代わりの菅氏の政治理念の乏しさと周辺の左翼系の強さに対する反感と、岡田氏はなかなか実直で立派な政治家かもしれませんがいかんせんインスピレーションとかでは小沢氏の足下にも寄れないでしょう。それに悪夢のようなあの選挙大敗の思い出がよみがえります。
昼にラボの若い人と話しましたが、新聞で読むと、結構まともな事をいってるじゃないか、とりあえず政策協議くらいしたらどうか、というような意見も聞こえました。
連立は駄目、などと縛りをかけるのでなく、とりあえずいけるところまでやって、民主党は前回の選挙の公約を実現するための連立をすればいいじゃないか、とわたくしは無責任に思いますが、所詮でも無理な話でしょう。