突発性難聴、進んでからふり返る

有名な女性歌手が突発性難聴になったことを自分の会員制のブログで書いたら、それがマスコミに拡がって、ご本人もお困りのようです。
この方の歌は聴いた記憶がないのですが、たしかデジカメの広告に出ていることは知っています。
わたくしの長年の友人もこの病気にある日突然なったということを聞きました。もう20年以上も前のことです。
彼の場合は、一日じゅう、片方の耳で雑音のような音がきこえるのだそうです。とてもつらいのだけれども、そのうち慣れてきたといってましたが、いまは話題にはなりません。
でも電車などで座るとき、かれの右側に座るようにと言われてまだ続いているのか、と思いだすようなこととなりました。原因は不明なのだそうです。
わたくしも良性回転性めまいが、ある日突然やって来たので、その突然性はある程度理解できるような気がしますが。片耳が聞こえなくなるというのはやはり相当なできごとだろうし、周りは本人が話題にしない限り、こちらからなにかをいうべきことではないような気がします。
耳は大変な精密機械ですから、小さな部品がなくなってもいっぺんに機能が失われてしまうのでしょう。でも内耳に電極を入れて、音を聞かせるようなこともできるように目覚ましい進歩もあるようです。しかし、耳は2つあるので、1つが残っている以上は格別に医療をすることもない、というのが取るべき態度なのでしょう。

沖縄のSK君といろいろやりとりしながら、仕事をすすめています。
かれは真面目なうえにウルトラがつくようなところがあるので、わたくしの質問を深刻にとりすぎるのですが、でもちゃらんぽらんな若者が異常増殖している現在では貴重な存在です。
研究も間口をいちどひろげてまた問題解決のために間口を狭めていかねばならないものなのですが、世間に成果を発表しようということになれば、その間口を拡げた時期を再訪問してどこからどこが誤りのない話でどこからどこはお蔵入りになるのか、ぜんぶ吟味しなければなりません。
進んでからふり返る、進んでからふり返る、この繰り返しで研究は進めていくものなのです。
ふり返るためには進まないといけないのですね。進みもしないのに、ふり返ってもつらい思いをするだけです。ふり返れるというのは、かなりの進展があったからなのですね。

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