風邪のせいで頭と体が重く感じるので、おとなしくじっとして過ごしています。
この三日間駅までの道いつもとちょっと変えて、おやっと思うような「発見」がありました。平素通る道の前方に増築か改築かクレーン車がいたのでそれを避けて、曲がる回数の多い道を選びました。50メートルくらい遠回りかもしれませんが、雪をかぶった比叡山がよく見えて周りに遮るものがない道がかなり長く続きます。そのうえ、畑が2つ3つあって、色んな作物が植えてありますので、それらをわが家のものと成長度を比較しながら見るのも楽しみです。回り道の喜びです。
畑というのはやってる人の個性というか人柄がはっきり出て面白いものです。じっと見ると、色々なことに気がつきます。それと畑の端に植えてある樹木たいていは果樹ですがそれらを見ると植えた人の気持ちもわかるような気がします。
共同研究をしているRさんから原稿がきました。風邪と頭の調子はもう一つですが、いちおう隅々まで読んで、とりあえずの感想を送りました。これで論文が出来るのなら、わたくしにとっては、極楽です。
自分のへたな英語と格闘するのは本当にしんどいものです。それにデータがだいたい出てから、論文を書く作業は本当に時間を取られます。かれだって、一ヶ月半以上はかかっているでしょう。その作業なしに、論文を読んで、コメントを書いてそれで終わりなので、この論文はわたくしにとっては三重丸というかはなまるですか。長いこと、こんな楽な思いをしたことはありません。とはいっても、これからもう一度かなり真剣に読んで、コメントを作らねばなりません。
スーパーチューズデーが終わって、米国民主党と共和党の大統領候補が煮詰まってきています。
わたくしが米国人なら、マッケーン氏に投票します。人柄に曇りというか不鮮明なところがないし、元軍人、ベトナム戦争での5年間にわたる捕虜生活、それに72才であの若々しさ、たぶん大統領になれば時代を画するでしょう。
民主党の候補の特にヒラリークリントンさん、まったくなんの親近感も感じません。演説もほんとにひどい。オバマ氏には人柄的には好感をもちますが、あの演説は無内容で牧師さんが宗教アジテーターををしてるみたいでまったく論外です。
けさの新聞の論説で米国を研究している有賀さんというかたが、かれらは本当に女性と黒人の代表なのだろうかという、ことを書かれていて、わたくしのこのふたりの候補に対する疑念がはっきりしました。まさにそうでした。
特にヒラリークリントン氏は夫で元大統領のビル氏が後ろに居るので、ビルラリークリントンとか書いてあるのを見ておもわず笑ってしまいました。
経験、経験といいますが、結局大統領夫人だったことをいってるみたいで、こんどなれば、夫が隣に立つので、そういう大統領でいいとはとても思えません。ブッシュ親子、クリントン夫妻が、16年間も米国大統領をすることになれば、それがアメリカンドリームの国と言えるのでしょうかね。