ネットにつながらない、ナショナルバイオリソースプロジェクトの講演会

きょうは東京です。
ホテルの部屋でケーブル経由でネットにつなげようとしたらなんと駄目でした。
おかしい
家ではうまくいったのに。やはり純正品で無いと駄目なのか。
ロビーには無料のワイアレスがあるというのでなんとかこのブログも休まないでいけそうです。

きょうは東京の神保町の近くにある如水会館であった講演会で出てきました。
文部科学省の肝いりで多くの生命科学者がいろいろな生物種(25種類)を体系的に収集、保存、提供などをおこなう体制を構築しようとしています。国際的にも評価されている、たいへん意義深い活動です。

いろんな動植物、微生物がカバーされていて、イネ、キク、蚕のような日本では古くから栽培、飼育されていたものから、ニホンザル、メダカ、ホヤ、それにマウスのような誰でも知っているものが沢山あります。トマトなどというものもあります。微生物もかなり重視していて、酵母はもちろん納豆をつくる枯草菌とか大腸菌も含まれます。微生物などは突然変異体が沢山ありますので、保存される菌株が万の単位にすぐなります。
わたくしの関わりは、分裂酵母の株を提供したにすぎませんが、なぜか話をしなさいといわれたので、どのようなかたちで保存される株が出てくるのか、その生物的意義などの話をしました。
半分以上は沖縄での研究成果です。これから新しく出てくるリソースです。

出かけてきていろいろな話を興味深く聞きました。
コメが水に浮遊して伸びる話も大変おもしろく思いました。

最近、伝統的な野菜のタネなどの保存の重要性が認められています。こういう保存活動は日本のなかで充分パブリックの支持は得られるはずと思います。
プロジェクトの連続性が相当に心配なのだと聞きました生物種は保存すること自体に相当な意義があることが多いのです。生きているものは絶えてしまってはおしまいです。
ぜひこのように多様な生物種が保存され、国内外からのリクエストにこたえられたらほんとに素晴らしいとおもいました。

これから、息子が最近住みだした新居を見に行きます。

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