来週半ばからフランスに1週間いきますのできょうあたりから、講演準備です。
リールというベルギーにちかいところの町の研究所でかつてラボメンバーだったS君が研究室経営をしているので、どんなことをしているのか見聞したいと思っての訪問です。ここの研究所は、理論家実験家ばかりでなく、物理、数学、化学、生物学者が混ざっているのも好奇心のもとです。
そのあとパリに戻ってブルターニュのロスコフという町での細胞周期の会議に参加。CDK発見20周年。そんなに時間がたったのか、という感慨もあります。
2つ講演準備なので、すこし時間がかかります。内容的にも全然違うことを話しますし。
けさ、机の引き出しを開けて奥の方に、パスポートが一冊あるのに気がつきました。だいぶ前に見つからなくなった古いのです。11年前のです。最後のページに鉛筆でうすくメモがかいてあります。一度入管でなにも書くな、といわれたのでしたが。
それをみると、一年のあいだになんども海外にいってました。98年は、2月にインドに行って、3月にストラスブールからウイーンへ、4月始めにコスタリカにでかけて、6月にはトロントにいってます。10年前やはりずいぶん元気が良かったのに気がつきます。97年の10月にはパリ、バーゼル、ハイデルベルグ、ロスコフとあって、2週間の長旅で妻が同行したのを思いだしました。