朝からやってもやっても仕事がへらないのは、仕事が川のながれのようにホメオスタシス状態なのでしょう。
昼から来客もあり、面談的でしたので、6月に引っ越しでもどる建物にいって前秘書室の部屋でお話しをしました。
北大の五十嵐靖之さんから部厚い退任記念誌がおくられてきました。ものすごく元気のよい方です。色んなかたが文章を寄せられていて、お名前をみると懐かしい方がたくさんいます。ご本人のエッセーを読みますと、大変おもしろく、なおかつふーんと意外な感じのご意見もありました。五十嵐さんはわたくしがまだまだ大学院でウロウロしてるときに、別の研究室におられたのかと漠然とおもっていましたが、そうではなくもっとお若い。わたくしが一時帰国した1970年の頃に東大の生物化学にいたらしい。記憶のどこかにその頃に会ったようなものが残っているのですが、わかりません。その頃から、よく知られた存在だったような気もします。ともあれ、元気のよい人が大学を退任したとはいえまだまだ活躍していくようなので、生存競争の原理は日本ではまだ働いている場所もあるようです。
気になった見出し。
サンスポ。
凄い人や超人や!アニキ、頭部死球の次打席にG倒5号弾!
神の手に消された!左翼虎党にやられた!G拙攻&拙守で完敗
なんともいえない、名文。お金も払わず読んですみません、という気になります。
登校時間の小学校前で警官から拳銃奪い発砲…42歳医師逮捕
これは凡庸な見出しですが、どう考えても、変な事件なので、よく読むと、離婚協議中の妻が育てている実の子供ふたりを、夫の医師が父の告別式当日に連れて行こうとするのが、妻の要請できた警察官に止められ、逆上した医師がおもわず拳銃をとり発砲したらしい。
つまり分別がいちばんありそうな医師がそこまで逆上したのは、父(つまり子供たちの祖父)の葬儀に子供ふたりに出てほしかったのでしょう。本当は泣ける話で、昔なら、歌舞伎のストリーになるような話ではないですか。ただこれだけの記事では、この離婚協議中の夫妻のどちらが善悪、正邪かはこの記事だけではわかりません。
しかし、いろいろ考えさせる事件ではないでしょうか。
関係者、ひとりずつの意見を聞きたいものです。